Instagram(以下インスタグラム)のブロックとは、特定の相手に対して、自分の投稿を非表示にしたり、DMやコメントのやり取りを制限する機能。フォロー/フォロワー関係の有無を問わず、インスタグラムのユーザーであれば誰でもブロックすることが可能です。
アカウントをブロックする方法は以下の通りです。
手軽にブロックできるとはいえ、実はインスタグラムは「相手にブロックされたかどうか」を簡単に特定できるので、ブロックがバレやすいSNSと言えます。
今回は「インスタグラムでブロックしたら相手にどう見えるのか」や、ブロック以外にも用意されている機能制限について、画像付きで分かりやすく解説します。
目次
1.インスタで相手をブロックするとバレる?見え方はどう変わるの?
2.インスタでブロックした・されたときの主な見え方
3.【共通】インスタでブロックした側・された側が共通で制限される機能一覧
4.インスタでブロックされたか確認する手順 | 相手のプロフィールを開く
5.インスタで高確率で「相手にバレずにブロックできる」裏ワザ
6.【詳細】インスタで安全に相手をブロックしたいときの注意点
7.【詳細】インスタでブロックしたことがバレやすい例について
8.インスタのブロック類似機能「拒否設定」「機能制限」について
9.ちなみにインスタの「ブロック」と「ミュート」はどう違うの?
10.インスタの「ブロック」についてよくある質問
11.まとめ
インスタで相手をブロックするとバレる?見え方はどう変わるの?
インスタグラムのブロックは比較的バレやすいと言えます。
【結論】インスタのブロックはバレやすい
インスタでブロックしたとしても、相手に通知が行くことはありません。しかし、インスタでブロックすると相手が自分のプロフィール画面へアクセスしただけで表示が通常と異なるため、ブロックしたことがバレてしまいます。また、自分がブロックされた場合も、相手のプロフィール画面へアクセスすればブロックされていることは一発で分かるので、「インスタのブロックはバレやすい」と言えます。
インスタでブロックした・されたときの主な見え方
インスタグラムでブロックした・されたときの主な見え方について解説します。
ブロックした場合:相手アカウントのプロフィールや投稿が非表示に
自分がブロックした場合は、ブロック相手のプロフィールや投稿は見られなくなります。
また、DM欄からの通話もできなくなります。
ブロックされた場合:相手のプロフィールや投稿が見られなくなる
自分がブロックされると、相手のプロフィールや投稿が非表示になります。また、相手がフォロワーだった場合、自動的にフォローが外れるので、自分のフォロワー数も減ります。
【共通】インスタでブロックした側・された側が共通で制限される機能一覧
インスタでブロックした側と、された側の制限される機能について表にまとめました。
機能 | ブロックした側 | ブロックされた側 |
画面 | 相手のプロフィールのみの表示となり、過去の投稿は消える「このアカウントは非公開です」と表示される | 「ユーザーが見つかりませんでした」または「インターネット接続はありません」と表示される |
投稿 | 閲覧不可 | 閲覧不可 |
投稿へのいいね | 不可 | 不可 |
ストーリー | 閲覧不可 | 閲覧不可 |
DM | 送信不可 相手が送ってきたDMは非表示 |
送信可能だが、既読は付かない |
過去のいいねやコメント | 削除 | 削除 |
過去のDM | 閲覧可能 | 閲覧可能 |
上記は2023年12月現在、筆者が独自検証した「まとめ」です。仕様変更などによって今後ブロックでの制限内容は変わる可能性がありますのでご注意ください。
投稿やプロフィールが見られなくなる
先述したように、ブロックしたアカウントの投稿や24時間で消えるストーリーは一切閲覧できなくなります。また、ブロックされた側もブロックした人のストーリーや投稿は見られなくなります。
DM(ダイレクトメッセージ)が制限される
先述した通り、ブロックすると、DMでのやりとりもできなくなります。
ビデオチャット・音声通話が制限される
ブロックされると、相手とビデオチャットや音声通話ができなくなります。
いいねやコメントが非表示になる
ブロックした相手が、過去の自分の投稿に付けたいいねやコメントが非表示になります。
タグ付けができなくなる
ブロックされると、「された」側は「した」側をタグ付けすることができなくなります。
ストーリーの足跡が表示されない・閲覧できなくなる
ブロックすると、ストーリーの閲覧ができなくなり、足跡も消えてしまいます。これを利用し、連続再生で間違ってストーリーを再生してしまった場合は、ブロックすることで足跡を消すことが可能です。
ブロックでストーリーズの足跡を消す方法について、詳しくは以下の記事で解説しています。
インスタでブロックされたか確認する手順 | 相手のプロフィールを開く
ブロックされたか確認したい場合、相手のプロフィールへアクセスすればすぐに確認できます。
なお、ブロックされた相手のプロフィール画面は、iPhoneとAndroidスマホで見え方が異なることがあります。Android版では「インターネット接続がありません」といったポップアップは表示されません。
余談ですが、「どう考えてもブロックされていない」のに「インターネット接続がありません」というエラーメッセージが表示される場合は、アプリを一旦削除し、再インストールしてみてください。筆者の場合は、再インストールすると警告が消えたことがあります。
ブロックされたかもしれない相手のアカウントが見つからないときの対処法
ブロックされると、お互いのフォロー/フォロワー関係が強制解除され、フォロー一覧やフォロワー一覧から削除されます。つまり、フォローが外れた状態になり、それらの一覧に表示されなくなるので、相手のアカウントが見つからない場合があります。
ブロックされたかもしれいない相手を探す方法として、
・過去にやり取りしたDM経由で相手のプロフィールを開けるか試す
・相手のユーザー名で各種検索エンジンで検索する
といった方法があります。
DMのやり取りをしたことがある相手の場合、過去のDMを探してプロフィールへアクセスするのが一番手っ取り早いです。
DMからプロフィール画面へアクセスする手順は以下の通りです。
インスタのブロック元の相手の投稿を見る方法 | ブロックされた相手のユーザー名を把握しよう
ブロックされた相手のユーザー名が分かれば、以前はログインせずにインスタグラムを閲覧できるサービス「Gramhir(グラムヒル)」を経由して、ブロックされた相手の投稿を見ることができました。しかし、Gramhirは2023年10月時点でサービスの終了が確認されています。
そこでGramhirと同じようにブロックされた相手の投稿を見ることが可能なWebサービス「Picuki(ピクキ)」を使って、ブロック元の投稿を見る手順を紹介します。なお、Picukiはインスタグラムへログインする必要もないため、足跡も残りません。
まずは、WebからPicukiにアクセスします。
●Picuki→こちら
インスタで高確率で「相手にバレずにブロックできる」裏ワザ
前述したように相手にバレずにブロックすることは難しいですが、相手にブロックしたことを気づかれる可能性を減らして関係性を断つ方法はあります。
それは一旦非公開アカウントにして相手をブロックし、フォロー/フォロワー関係を強制解除したのち、ブロックを解除する方法。本来公開時にフォロワーであれば非公開にしても投稿を見ることができるのですが、「あれ、非公開にしたのかな?」と思わせることができます。
手順は以下の通りです。まず、自分のアカウントを非公開に設定します。
次にブロックしたい相手のプロフィールページへアクセスし、ブロックしたあと、ブロックを解除します。ブロックの手順は解説しましたが、おさらいまでに簡単に解説します。
閲覧を防ぎたい場合は「非公開設定」にし続けることもおすすめ
上記で解説した方法を使えば、相手との関係を断って自分のアカウントを非公開にできます。ただし、再び公開アカウントへ戻すとまた相手からフォローされる可能性もあります。閲覧を防ぎたい相手がいる場合は、アカウントの非公開設定を続けておくことをおすすめします。
【詳細】インスタで安全に相手をブロックしたいときの注意点
インスタのブロックはバレてもよければ簡単にできますが、ブロックしたあとも以下の点についてはやり取りができてしまうので、注意が必要です。
DMのグループチャットではブロック相手とトークができてしまう
相手をブロックしたとしても、インスタグラムのグループチャットでは引き続きやりとりができてしまいます。 また、ブロックした相手と自分を第三者がグループチャットに追加することも可能です。この場合、アカウントを非公開にしても、第三者が自分とDMのやり取りをしていればグループが作れてしまいます。
【詳細】インスタでブロックしたことがバレやすい例について
ブロックされたこと自体は相手に通知されないものの、されているかどうか確かめる方法は多くあり、バレてしまう可能性は高いでしょう。インスタでブロックしたことがバレやすい例について解説します。
グループDMで指摘されてしまうことも
たとえブロックしたとしても、複数人が入っているグループDMに相手がいた場合、やりとりができてしまいます。そのため、相手がブロックされていることに気が付いてグループDMで指摘してくる可能性も考えられます。
ブロック直後は鍵垢にするのもひとつの手
相手アカウントをブロックしたとしても、インスタグラムは複数アカウントを作成できるため、相手が別のアカウントで自分のアカウントを閲覧する可能性は十分に考えられます。相手を完全に遮断したい場合は、ブロック直後に鍵垢(非公開アカウント)にし、フォロワー以外が見ることのできないアカウントにすることをおすすめします。
インスタグラムのアカウントを非公開にする方法は先ほど簡単に説明しましたが、以下の記事では他の人からの見え方なども含めて詳しく解説しているので、参考にしてください。
インスタのブロック類似機能「拒否設定」「機能制限」について
本当はブロックしたいけれどリアルでもやりとりがある相手など、ブロックしたことがバレたら気まずい相手もいるかと思います。そういった場合は、インスタのブロック類似機能を使ってみましょう。
【ストーリー】「親しい友達」のみに公開する
インスタのストーリーは「親しい友達」リストに入れたアカウントのみに公開できます。
【ストーリー】特定のアカウントのみ非公開にする
インスタには特定のアカウントだけストーリーを表示させないよう設定することもできます。
【DM】「アカウント制限」でDMを拒否
インスタには「アカウント制限」という機能があります。アカウント制限を行うと、そのアカウントがしたコメントが非表示になるほか、相手からのDMはDM欄からメッセージリクエストへ振り替えられ、既読を付けずに確認できます。
アカウント制限を行う手順は以下の通りです。
【投稿】「コメントコントロール」で投稿へのコメントを拒否
上記で解説した「アカウント制限」でも特定のアカウントからのコメントを非表示にできますが、設定の「コメントコントロール」からコメントをブロックする人を管理したり、コメントできる人をフォロワーなどに制限したりすることもできます。
「相手からのフォローを外す」という手もアリ
インスタの投稿やストーリーを見られたくないけどブロックするのは気が引ける……という場合は、相手からのフォローをそっと外すという方法もあります。もちろんフォロワーから外されたことは通知されません。相手からのフォローを外す手順は以下の通りです。
ちなみにインスタの「ブロック」と「ミュート」はどう違うの?
インスタのブロックはバレやすいため、ブロックに準じた機能をいくつかご紹介しました。このほかにもインスタには「ミュート」機能があります。「ミュート」とは、特定のユーザーのフォローを外さずに、相手の投稿やストーリーを非表示にできる機能です。投稿内容が不快だったり投稿頻度があまりにも多かったりする場合でも、リアルの知人や友人が相手だとフォローを外しづらいと思います。このようなときにミュート機能は活用できます。
ブロックとミュートのもっとも異なる点は、ブロックは自分の投稿やストーリーズが相手側に表示されなくなりますが、ミュートでは表示され続ける点です。
インスタグラムのミュートの詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
インスタの「ブロック」についてよくある質問
インスタグラムのブロックに関するよくある質問をまとめました。
インスタでブロック「された」側に起こる変化とは?
インスタグラムでブロックされると、以下のような変化が起きます。
・相手のプロフィールが表示されない
・相手の投稿が非表示になり、「投稿がありません」と表示される
・DM 送信しても既読にならない(送信されるが相手に表示されないため)
・自分への投稿や相手の投稿への「いいね」やコメントが消える
・通話ができない
・自分の投稿に相手をタグ付けできない
・フォローしていた場合、フォローが強制的に解除されるので「フォロー」の数が1つ減る
・再度フォローしてもすぐに解除される
一度ブロックしてしまうと、二度と解除できない?
一度ブロックしたとしても、ブロックはいつでも簡単に解除できます。誤ってブロックしてしまい解除したい場合は、相手のプロフィール画面かDM画面で「ブロックを解除」をタップしましょう。
ブロックされている状態でも、再びフォローリクエストを送れる?
自分がブロックされている場合、「フォローする」ボタンは表示されますが、タップしても「フォロー」に変わりません。そのため、再度フォローリクエストを送ることはできません。
インスタでブロックされるとThreads(スレッズ)の閲覧もできなくなるの?
結論から言うと、閲覧できなくなります。Threads(スレッズ)とインスタグラムはアカウントが共通しているため、インスタグラムでブロックされるとThreads(スレッズ)でもブロックされた状態になるためです。
まとめ
今回はインスタグラムのブロックについて詳しく解説しました。
ブロックすると、相手が自分の投稿を閲覧できなくなりますが、自分も相手の投稿やストーリーが閲覧不可になったり、相手へDMが送れなくなるなどの制限がかかります。ブロックしたことは、相手にプロフィールページを見られたらすぐにバレてしまいます。バレたくない場合は、「アカウント制限」や「閲覧制限」を使うことをおすすめします。