X(旧Twitter)の代替サービスとして注目を集めている「Threads」。X代替に留まらず、独自性を高めつつあります。では、普段利用するSNSやThreadsへの実際の注目度はどの程度なのでしょうか。今回は、「20代のSNS利用実態に関するアンケート」をご紹介します。
普段最もよく利用するのは「Instagram」! 情報収集を目的とする利用者多数
株式会社ツナグバでは、男女304人を対象に「20代のSNS利用実態に関するアンケート」を実施。まずはじめに「普段最もよく利用するSNSはどれですか?」と質問すると、男女ともに5割近くの人(男性43.59%、女性52.21%)が「Instagram」を最も使用するSNSだと回答しました。Instagramは視覚的なコンテンツに優れており、情報収集や日常の楽しみを見つけやすいとして、特に女性に支持されています。
また、男性から支持が高かったのは「X(旧Twitter)」でした。短文での情報収集やリアルタイムでの交流ができるSNSが、男性からのニーズが高いようです。ちなみに「Facebook」の利用率はわずか3人(0.99%)で、20代の間ではあまり活用されていないことも明らかになっています。
次に「SNSを使う主な理由は何ですか?」とたずねると、「情報収集」の回答が男女ともに最も多くなりました。男性(53.8%)よりも女性(61.5%)のほうが情報収集のためにSNSを使う割合が高い傾向にあります。トレンドやニュース、商品情報などの確認がSNSで行われていることを意味すると言えるでしょう。
また「趣味・エンタメ」を目的に利用する人は、若干男性が高い割合になりました。趣味・エンタメでのSNS利用は、男女ともに幅広く受け入れられていることがわかります。
一方、「友人や家族とのコミュニケーション」は全体で10.2%と低い結果に。メッセージアプリの普及により、SNSでのコミュニケーションが減少しているのかもしれません。
今後利用したいのは「Threads」!
「今後、利用してみたいと思うSNSやアプリはありますか?」と質問すると、「Threads」が全体で21.7%と最も高い割合となりました。X(旧Twitter)の変化により、代替SNSとして選ばれているのでしょう。
Threadsの次に使いたいSNSとして選ばれたのは「BeReal.」でした。盛りや映えではなく自然体に自己表現を行うことが推奨されている同アプリは、Instagramの「映え」文化に疲れた層が関心を示していると言えます。
最後に「最近使い始めた、あるいは使ってみたいSNSアプリがあれば名称とその目的を教えてください」と質問。「Threads」と回答したのはInstagram利用者が最も多く、TikTok利用者とX利用者の間でも「Threads」が1位にランクインしていました。
本調査から、20代のSNSの利用目的は情報収集や趣味・エンタメであることが明らかに。コミュニケーションを目的に利用する人は少なく、“SNS疲れ”を感じる人が一定数いることがわかりました。また、Threadsなどの新しいSNSに興味を示す層がいる一方、SNSを使わない層もいることもわかっており、SNS利用の動向は変化しているようです。
SNSを利用する際には、自分に合ったものを使っていきたいところですね。
出典元:【株会社ツナグバ『20代転職白書Byツナグバ』】