「SNS流行語ランキング年間大賞2024」を発表! 1位に輝いたのはあの人気楽曲?

XやInstagram、TikTok、YouTubeなどのSNSメディアで流行している言葉を選定するSNS流行語ランキング。12月3日に「SNS流行語ランキング年間大賞2024」が発表されたので、詳細を見ていきましょう。

「SNS流行語ランキング年間大賞2024」第10位から第4位までを一挙紹介

SNS流行語ランキング10位から4位まで紹介(「一般社団法人ウェブ解析士協会」調べ)

一般社団法人ウェブ解析士協会では、同協会が認定するSNSマネージャー有資格者を対象にした調査に基づき、「SNS流行語ランキング年間大賞2024」を発表。

第10位となったのは「大谷さん 結婚」。米大リーグ(MLB)で活躍する大谷翔平選手がInstagramで結婚を報告した後、SNSには祝福と「大谷ロス」の声があふれるなど注目を集めました。

第9位は「はいよろこんで」。5月27日から配信開始されたこっちのけんとさんの楽曲で、TikTokでは楽曲を使った投稿が31.2万件、ハッシュタグ「#はいよろこんで」は1.5万回使用されるなど、非常に話題となりました。モールス信号で「SOS」を意味する言葉が歌詞に盛り込まれていたり、曲が作られた経緯などが広まったことで注目を集めたようです。

第8位は「不適切にもほどがある」。コンプライアンスについて考えさせられる2024年1月期のTBS系ドラマとして話題となりました。登場人物の発言がXのトレンドワードに数多くランクインしたり、「不適切にもほどがある」のフレーズをネタとして使う投稿が見られたりと、SNS上で話題を呼びました。

第7位は、猫の写真や動画を編集して面白おかしく表現したコンテンツ「猫ミーム」。さまざまな動物がミームになっている中で、SNSでバズりやすいとされる“猫”が圧倒的に使用されました。TikTokでは「#猫ミーム」のついた投稿が10.3万件にのぼっています。

第6位は「GPT-4o」。テキスト、音声、画像を統合的に処理する高度な能力を持つ最新の大規模言語モデルです。9月時点でOpenAIのアクティブユーザー数は2億人に到達するなど話題を呼んでいますが、AI倫理や雇用への影響が議論されている状況です。

第5位は「インプレゾンビ」。SNSの中でも特にXで投稿のインプレッション数を稼ぐことを目的に迷惑な投稿を繰り返すアカウントのことを指します。Xが広告収益プログラムを開始したことにより、インプレゾンビが急増しました。Xに嫌気が差したユーザーも少なくなく、新興SNSが話題になっています。

第4位は「無課金おじさん」。パリオリンピック射撃混合10mエアピストル団体で銀メダルを獲得したトルコチームのユスフ・ディケチ選手の異名です。他の選手が耳を守るイヤーマフや、狙いを定めやすくするためメガネなどを装着する中、ディケチ選手は耳栓だけで競技をおこなったことでゲームなどで有料の装備や武器を買わずに遊ぶプレーヤーを連想され、“無課金おじさん”と呼ばれるようになりました。ディケチ選手の来日の発表でも、再度話題になっています。

「SNS流行語ランキング年間大賞2024」第1位に輝いたのは?

「SNS流行語ランキング年間大賞2024」第1位は大ヒット曲「Bling-Bang-Bang-Born」(「一般社団法人ウェブ解析士協会」調べ)

第3位は「50-50」。大谷翔平選手が9月20日にMLB史上初の「50-50」(50本塁打、50盗塁)を達成したことで話題になった言葉です。Xでは祝福コメントや称賛コメントが7.2万件投稿されました。一方、過熱報道する状態が指摘され、「大谷ハラスメント」なる言葉も生まれています。

第2位は、実際に起きた事件を下敷きにした新庄耕氏の同名小説を、Netflixでドラマ化した「地面師たち」。土地の所有者になりすまして売却をもちかけ、多額の代金をだまし取る犯罪の様子が描かれています。セリフの一部や世界観をパロディー化したネタ投稿もXで話題になっていました。

そして見事第1位に輝いたのはCreepy Nutsの楽曲「Bling-Bang-Bang-Born」。くせになる独特な歌詞や旋律が人気を呼び、YouTube公式ミュージックビデオは2.8億回、TikTokで300万回再生されるなど非常に話題を呼んだ楽曲です。国外でもカバー動画やリアクション動画が投稿されるなど、日本語歌詞のみの楽曲がグローバルで流行する異例の事態となっています。

2024年のSNS流行語にあらわれたのは、日本発のコンテンツ力の強さ。日本のエンターテインメントの新境地を切り開いた楽曲が第1位に輝いたのも、コンテンツ力の強さがあらわれているでしょう。一方、現代の価値観に対する違和感や困難を代弁したドラマや楽曲も話題になっていることは、日本発のコンテンツに新しい表現が出てきている証拠かもしれません。

出典元:【一般社団法人ウェブ解析士協会】

※サムネイル画像(Image:Mehaniq / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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