「友人は多いほうがよい」と思う若年男性はSNSでも発信多め?【モバイル社会研究所調べ】

友人の数に対する価値観は人それぞれですが、性別や年代によって考え方に差はあるのでしょうか。今回は、「『友人は多いほうがよい』かといった価値観と連絡頻度やSNS利用との関係について」の調査をご紹介します。

若年層の男性は「友人は多いほうがよい」と思う割合が高い傾向に

友人は多いほうがよいと思うのは男性・若年層が多い(「モバイル社会研究所」調べ)

NTTドコモ モバイル社会研究所では、全国の15~59歳男女・3936人を対象に「『友人は多いほうがよい』かといった価値観と連絡頻度やSNS利用との関係について」の調査を実施。

まずはじめに「友人は多いほうがよいと思うか」と質問すると、全体の34%の人が「そう思う」と回答しました。若年層の男性ほど高い傾向にあり、10代男性では6割強(61%)、20代男性では5割弱(46%)が友人は多いほうがよいと思っていることが明らかに。

一方、「そう思わない」と回答した割合は女性のほうが多く、30代が(76%)、40代が(77%)、50代が(76%)といった割合を占めています。

友人は多いほうがよいと思う人のほうが連絡頻度が多い(「モバイル社会研究所」調べ)

次に「友人とのメールやLINE、電話の頻度」を調査すると、各年代において「友人は多いほうがよい」と思う人のほうが、友人へのメールや電話などの連絡頻度が高い傾向であることがわかりました。連絡頻度が「1日1回程度かそれ以上」の割合を見てみると、若年層ほど価値観による差が大きく、男女とも15~24歳において20ポイント程度の差がありました。

一方、連絡頻度が「月に1回程度かそれ以下」の割合は、各性年代で「友人は多いほうがよい」と思わない人たちのほうが割合が高くなっています。

「友人は多いほうがよい」と思う人のほうがSNSでの発信頻度が高い

Instagramは「友人は多いほうがよい」と思う人のほうが利用頻度の割合が高い(「モバイル社会研究所」調べ)

続いて、XとInstagramの利用者を対象に、「友人は多いほうがよい」と思うかどうかと、それぞれの利用頻度の関係について調査しました。

Xにおいては「友人は多いほうがよい」と思うかどうかによって大きな差は見られませんでした。一方、Instagramは「友人は多いほうがよい」と思う人のほうが利用頻度の割合が5ポイント程度高い結果となりました。

Instagramの発信頻度。Xと同様に、友人は多いほうがよいと思うほうが高頻度の割合に(「モバイル社会研究所」調べ)

次に10代~50代のX、Instagram利用者を対象に、「友人は多いほうがよい」と思うかどうかと、XおよびInstagramの発信頻度の関係について調査。すると、XとInstagramの両方の性年代で「友人は多いほうがよい」と思うほうが高頻度であることが明らかになりました。

また、Xの40~59歳女性を除いて、「友人は多いほうがよい」と思わない人のほうが、発信しない割合が高いこともわかっています。

本調査から、「友人は多いほうがよい」と思うかどうかといった価値観の違いによって、SNSの利用頻度にはそこまで違いが見られなかったものの、「友人は多いほうがよい」と回答した人のほうが連絡頻度やSNSの発信頻度が高いことが確認されました。

近年ではSNSを通じて友人とつながったり、新たな出会いが増えることが多いため、「友人は多いほうがよい」と思う人がSNSの発信頻度が高いと言えるのではないでしょうか。

出典元:【モバイル社会研究所

※サムネイル画像は(Image:​Shutterstock.com)

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