Voicyの月間ユーザー数が250万人突破! 会社員もラジオ配信を行う時代が到来か

株式会社Voicyが手掛ける音声プラットフォーム「Voicy」の月間アクティブユーザー数が、3月時点で250万人を突破したと同社が発表した。わずか3ヶ月で2.5倍に増えたというアクティブユーザー数。その伸び率の主な要因は音声SNSであるクラブハウスの人気にあったようだ。音声メディアへの関心は今後も広がりを見せ、Voicyのような、ビジネスやプライベート、両方で楽しめる気軽なラジオ配信が一般化していくのかもしれない。

日本発の音声メディア「Voicy」

自ら音声配信を行う需要が高まっている傾向に

 別名“声のブログ”ともいわれているVoicy。ラジオのように「台本があってCMが流れる」というしっかりとした枠組みがあるのではなく、配信者が雑談形式で話題を進めていくことが多い。音声を投稿するユーザーには著名人や専門家など多種多様。ビジネスやエンタメ系、ライフハックなどを気軽に聞くことができるため、ラジオ番組よりもゆるく楽しみたいという方にはぴったりのサービスだと言えるだろう。2020年には無料でラジオ番組が聴けるサービス「Podcast」の人気番組も放送しており、ビジネスでもプライベートでも使える音声メディアとして今後も注目の的となりそうだ。
 聞く側としてサービスを利用してもよいが、操作も簡単で気軽に配信者になることができるのも魅力のひとつだろう。Voicy専用アプリで録音すればすぐにアップロードされるわかりやすいシステムも好評だ。スマートフォンひとつで収録が可能なためツイッターやフェイスブックとの連携もしやすく、リスナーとの距離も近くなる。音声SNSのように、音声メディアを使った新たなコミュニケーションが期待できそうだ。

法人向けに音声コンテンツのプロデュースも手掛ける

 さらにVoicyは4月12日に法人が音声配信をする際のトータルプロデュースを行う「Voice Contents Studio」を設立した。コンテンツの企画や制作、配信に至るまでVoicyが全面協力。企業が配信したいコンテンツに合わせてさまざまな企画を提案してくれるようだ。配信先はSpotifyやPodcast、Google Assistantなどと、音声メディアへの関心が高いオーディエンスが集まるサービスでの配信が可能となる。
Voicyは過去に、「The New York Times」や「毎日新聞社」などでの音声メディア運営の経験もある。その実績を携えたコンテンツ制作が期待できることに加え、テレビ局各所がパートナー会社として参加しているため、質の高い音声メディアに仕上がることが予想される。

これまでは著名人や起業家などのインフルエンサーが音声コンテンツを創出するものだと思われてきたが、クラブハウスによって音声メディアに対するハードルが下がったのだろう。これからの時代はこうした音声メディアから、企業の様々な情報が発信されていく時代になっていくことになりそうだ。

参照元:Voicyの月間ユーザー数が250万人超に Clubhouse効果により3カ月で2.5倍増【ITmedia NEWS

※サムネイル画像(Image:voicy.jp)

オトナライフ編集部
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