定期的にやってくるiPhoneの機種変更。そのときに気になるのがデータの引き継ぎだ。特に友達や家族、同僚たちとやり取りしたLINEのデータは重要。大切な仲間とのメッセージは新しいiPhoneにも引き継ぎたい。以前はトーク履歴の引き継ぎなどは面倒だったが、現在はより簡単に引き継げるようになっている。
古いiPhoneで引き継ぎの準備をする
(Image:Nopparat Khokthong / Shutterstock.com)
古いiPhoneから新しいiPhoneにLINEのデータを引き継ぐ場合、はじめに古いiPhoneで引き継ぎの準備をする。なお、古いiPhoneもインターネットへの接続が必要なので、Wi-Fiなどで接続できるようにしておこう。
iPhone同士の場合、トーク背景と通知音の設定だけは引き継げない。これらの項目を設定している人は、引き継ぎ後に再設定しよう。
LINEのトーク履歴はそのままでは引き継げないので、バックアップにiCloudを利用する。そのため、iCloudを利用できる状態にしておこう。あとは、新しいiPhoneでログインするためのメールアドレスとパスワードを設定する。これらの準備をしないとデータが引き継がれないので注意しよう。
古いiPhoneで「設定」→「Apple ID」(自分の名前)→「iCloud」の順にタップ。「iCloud Drive」をオンにする
LINEアプリの設定画面を開き、「アカウント」をタップ。「メールアドレス」と「パスワード」が設定されていることを確認する。メールアドレスに「未登録」と表示されている場合、設定されていないので必ず設定しよう。パスワードがわからないときは、パスワードも再設定しておこう
設定画面→「トーク」→「トークのバックアップ」を開く。「今すぐバックアップ」をタップして、トーク履歴をiCloudにバックアップする
設定画面の「アカウント引き継ぎ」を開き、「アカウントを引き継ぐ」をオンにする。これで引き継ぎの準備は完了だ。
新しいiPhoneでデータを引き継ぐ
新しいiPhoneで「設定」→「Apple ID」(自分の名前)→「iCloud」の順にタップ。「iCloud Drive」をオンにする
古いiPhoneで引き継ぎの準備ができたら、新しいiPhoneにデータを引き継ごう。アカウントの引き継ぎは36時間以内に行わないとならない。もし時間が経過してしまった場合、古いiPhoneで「アカウントを引き継ぐ」をオンにする必要がある。
引き継ぎに必要な操作は、LINEへのログイン、SMS認証、トーク履歴復元の3点だ。LINEにログインした時点で、前のiPhoneでLINEは操作できなくなる。やり残しがないことを確認した上で、引き継ぎを始めよう。
新しいiPhoneのLINEアプリを開き、「ログイン」をタップする
古いiPhoneで設定したメールアドレスとパスワードを入力し、「OK」をタップする
あたらしいiPhoneで利用する電話番号を入力し、「番号認証」をタップする
LINEから届いたSMSに記載されている認証番号を入力し、「次へ」をタップする
「トーク履歴をバックアップから復元」をタップ。ここで復元しないと、トーク履歴を復元する術がないので、必ず復元する。あとは画面の指示にしたがって設定を完了させればよい
以前のLINEの引き継ぎは非常に面倒な手順が必要だったが、アプリのバージョンアップによりかなり簡単に引き継ぎできるようになった。とはいえ、手順を失敗するとデータを失いかねない。大切なデータを引き継ぐためにも、手順を守って作業を実施しよう。