「インスタ映え」はもはや知らない人はいないのではないでしょうか。生活の一部としてインスタグラムを使用している人も多いですよね。2010年に誕生した写真共有アプリインスタグラムは、近年SNSの中でも急成長を遂げています。利用者数は世界で10億人を突破し、日本でも2000万人の月間アクティブユーザー数を誇ります。若年層だけでなく幅広いユーザーにも浸透しており、企業のマーケティングにおいてますます重要度を増しているのです。
“インスタおばさん“とは?
(Image:Shutterstock.com)
インスタ映えと呼ばれるところには、若い女性が行列をつくっています。彼女たちがシャッターを切るポイントは、「映える」かどうかです。
スマホや中には一眼レフを手にした女性たちの大撮影大会が繰り広げられます。はたから見ると、なんとも言えない異様な光景……。
しかし、こうした流行も経済への貢献だと思えば、批判ばかりはしていられません。若い女性を狙ったビジネスを展開すれば、もうしばらくは収益を生み出してくれるでしょう。
しかしここ最近、このインスタ映えスポットにて年齢の高い女性の姿を見掛けるようになってきたのです。30代後半から50代。まわりの客層からすると、“おばさん”と呼ばれる年齢層です。この年代の女性が、若い女性と同じように行列に並び、同じような買い物や飲食をし、同じようにインスタ用写真を撮っているのです。さらには、自撮りしている人もいます。この客層、「インスタおばさん」という造語ができるまでに急増しているのです。
実際、ここ2年でインスタグラムのユーザーは劇的に変化し、女性を中心に40代・50代の新規ユーザーが激増しています。
ビジネスチャンスはインスタおばさんにあり!
(Image:Shutterstock.com)
流行に敏感であり、感覚が若いことは良いのですが、若い女性とまったく同じことをするのは違和感を覚えます。
楽しそうだから、やってみたい」という気持ちはわかりますが、大人の女性として、違うアプローチがあるのではないかと思います。まさにこれが、ビジネスチャンスです。
大人の女性のインスタ映え=大人のライフスタイルを表現できるもの、場所を提案するのです。つまり、現在のインスタおばさんのテリトリーを拡大することが、ビジネスチャンスを掴む近道だと言えます。
大人だからこそ行ける場所、大人だからこそ買えるもの、似合うもの。大人ならではの“映える“がキーワードです。
インスタおばさんは、まだまだ増加傾向にあります。新たな市場としてビジネスの展開に一役買うことになるでしょう。
※サムネイル画像(Image:rvlsoft / Shutterstock.com)