悪意ある第三者による詐欺行為に使われるなど、大きな社会問題になったLINEの乗っ取り。このような犯罪行為だけでなく、アカウントの削除など、大きな被害を受ける恐れもある。アカウントを乗っ取られないようにするために、万全の対策をしておこう。
LINEを乗っ取られたかどうかを確認する
(Image:StreetVJ / Shutterstock.com)
今や生活に深く浸透しているLINE。このLINEアカウントを狙った乗っ取り被害は、未だに続いているので注意したい。LINEアカウントが乗っ取られると、詐欺行為などの犯罪に利用されるケースが多い。
もし自分のアカウントが犯罪に利用されると、そのアカウントは削除されてしまう。つまり、これまでの大事なトーク履歴やタイムラインなども消滅する。このような事態にならないためにも、セキュリティ対策は万全にしたい。
アカウントの乗っ取りは、主に自分のアカウントのメールアドレスとパスワードを使い、他の端末からログインして乗っ取られる。もし他の端末で自分のアカウントが使われている場合、通知などから確認することが可能だ。
自分のスマートフォン以外でログインされると、LINEから通知が届く。もし自分がログインしていないものなら、第三者が勝手にログインしたと推測できる
設定画面を開き、「アカウント」→「ログイン中の端末」をタップ。この画面で、現在ログイン中の端末を確認できる。自分がログインしていないものは、すぐに「ログアウト」をタップしよう
乗っ取られないように設定を変更する
設定画面で「アカウント」→「パスワード」を開く。英数字を組み合わせ、できるだけ長いパスワードを設定する
LINEアカウントの乗っ取りを防ぐには、強固なパスワードを設定することだ。誕生日や名前など、推測されやすいものは避け、英数字を組み合わせたできるだけ長いパスワードに変更しよう。なお、他のサービスで使っているパスワードを使い回すのは厳禁。かならずサービスごとに別のパスワードを設定しよう。
パソコンやタブレットでLINEを使わないなら、他の端末からのログイン許可をオフに設定しよう。これで、自分のスマートフォン以外からはLINEが利用できなくなる。
設定画面で「アカウント」を開き、「ログイン許可」をオフにする。これで、他の端末からはログインができなくなる
LINEアカウントの乗っ取りを防止するには、パスワードの管理と適切な設定が有効だ。LINEアカウントの乗っ取りは、多くの人に被害を与えるので、設定を見直しておこう。