メールよりも電話よりも手軽にメッセージが送れ、もはや不可欠なライフラインのひとつと言っても過言ではない存在となったLINE。当然カップル間でもメッセージのやり取りは頻繁に行われているが、そこに実は思わぬ落とし穴があるようだ。
婚活事業を複合展開する株式会社・IBJが結婚相談所ネットワーク「⽇本結婚相談所連盟」に登録する1,875人を対象に実施した調査によると、「LINEがきっかけでお相手に冷めたことがある」と答えた女性が想像以上に多かったのである。100年の恋も冷める、そのLINEとはどんなものだろうか。襟を正してみていこう。
まずは好印象なLINE内容についてご紹介。ちょっと意外な内容が上位に
男女ともに、好印象を受けるLINEの内容第1位は「何気ない内容」。女性は第2位に「お誘い等用件」、続いて第3位に「おはよう等の挨拶」という結果に。大した用がなくてもLINEできたり、「おはよう」「おやすみ」などを気兼ねなく言い合えるのは、まさに恋人の特権だからか。
また、男女ともに絵文字付きのメッセージが好まれるのは、絵文字ナシではニュアンスが伝わらず、妙な誤解を生んでしまってこじれてしまうとややこしい、という可能性もあるからかも?
とはいえ注意したいのは、この結果は大前提が「恋人からのLINE」であることだ。気になる相手にも何気ない内容のメッセージを送ったり、おはようLINEを毎日送ったりするのは、少々リスクが伴う可能性があることをお伝えしておく。
続いて、恋を実らせるツールとして欠かせないLINEが、恋の幕引きとなってしまうことにもつながりかねない、背筋がゾクッとする調査結果を紹介していこう。
今回のアンケートでは、女性の6割以上が「LINEがきっかけで相手に冷めたことがある」と答え、一方男性は冷めたことがあるという人は3割台に留まった。
女性が冷めた理由としては、「執拗(しつよう)な回数、毎日十数件、長文LINEがくるだけでなく、『こうするべきだ』等、思い通りに私を動かそうとする内容が送られてきたから」(40代女性)というモラハラめいた内容や、「自分のことばかり報告してくる俺通信や、会社の愚痴を送られ、こちらの気が滅入ってしまいました」(30代女性)という、男性の“自分語り”が引き金となったエピソードが上がった。
また、20代女性からは男性からのLINEに対し「絵文字のおじさん感、あいさつと日記のようなLINEだった」と手厳しい意見が。一部ネットではおじさん構文と揶揄される文章は、嫌われるというかドン引きされても致し方ないか。男性は、年齢問わずおじさん構文についてよく勉強しておくべき事項である。おじさん構文は、100年の恋も冷めさせる効果があり、相手が若ければ若いほどダメージも大きいからだ。
ちなみに、男性側の意見も紹介しておこう。「初回のデートでいきなり高級な焼肉、お寿司、中華などをリクエストされた(30代男性)」や「どんなに盛り上げようとしても相手からは一言返信で、一問一答のような全然盛り上がらない素っ気ないLINEだった(30代男性)」いう意見が。それっていわゆる脈ナシなのでは!?と言いたくなるが、これで男性側が冷めたというのは案外お互いにとって正解の反応だった、のかもしれない。