「一時停止や巻き戻しができない」「受信料がかかる」「YouTube動画の方が好みだ」等、それぞれに理由は異なるにせよ、現代人の”テレビ離れ”らしきことを最近よく聞くようになった。中でも、テレビ離れが顕著に表れ出ているのが、昨今の「チューナーレステレビ」の人気だろう。ドン・キホーテ発のチューナーレステレビが2021年の末に話題になったが、さらに高画質になり、サイズアップした商品の登場も注目を集めている。
ドンキが新たなチューナーレス4Kテレビ(40・50型)を発売!
筆者の家にはテレビがない。以前は置いてあったが、「テレビ見ないしいらないか」と思って他人に譲り渡すことにした。ただテレビ番組は見ないものの、睡眠のお供にYouTubeをテレビ画面で流せなくなる点はとても悩んだ。
そんな筆者のような、「生活音としてテレビは欲しい」「だけどテレビ番組は見ない」「テレビ番組見ないのに受信料を払うのは少し気が引ける…」という方に朗報だ。8月19日より、全国のドンキで「50型4K対応チューナーレススマートテレビ」が発売される。もちろんYouTubeも見られるし、TVerを利用すれば直近のテレビ番組も見ることができる。
ドンキはこれまでにもチューナーレステレビを発売しており、2021年12月に初めて24型と42型のチューナーレステレビを送り出したときは大きな注目を集めていた。今回はそれよりもさらに大型の50型だ。これまでサイズがネックとなってチューナーレステレビに手を出せなかったユーザーも取り込むことができそうだ。
チューナーレステレビを端的に表すならば、「テレビ番組を受信できないテレビ」だ。この特性もあってNHKも公式に「受信料も払わなくてよい」と公言している。チューナーレステレビの特徴についてはこちらの記事で確認してほしい。
チューナーレステレビの人気ぶりを見るに、「テレビ」を「テレビ」として活用していない人は一定数存在するのだろう。近年は「Netflix」やAmazonの「プライム・ビデオ」をはじめ動画配信サービスも質・量ともに充実している。中には「〇〇限定配信!」といった人気コンテンツもあるため、複数のサービスを利用しているというユーザーもレアな話ではないだろう。
そういった人が徐々に増えていくと、テレビもいつか”オワコン”になってしまうのか?と考えると、どこか淋しい。チューナーレステレビの進化を喜びながらも、テレビ放送ももっと盛り上がってほしいと思ってしまう筆者だった。
参照元:50型4K対応チューナーレススマートテレビ【ドン・キホーテ】
※サムネイル画像は(Image:「ドン・キホーテ」公式サイトより引用)