テレビに接続することでNetflixやAmazonプライム・ビデオ、TVer、YouTubeなどのさまざまな動画配信サービスにアクセスできるChromecast with Google TV。Google Homeアプリと連携させることで、より多くの機能を利用でき、おうち時間を充実させる映像ストリーミング端末として支持を集めている。2022年10月にChromecast with Google TV(4K)のソフトウェアアップデートが開始されたばかりだが、年をまたいでこの日、新型Chromecast with Google TVが開発中との情報が流れた。
新型Chromecast with Google TVは、ハイスペック版になる?
Chromecast with Google TVは、テレビと接続する本体とリモコンで構成される。その名のとおり、各動画配信サービスを表示するプラットフォーム「Google TV」を使用可能で、YouTubeやNetflixなどの人気動画サービスのほか、SpotifyやAWAといったデジタル音楽配信サービスを一覧で管理・利用ができる。本体とリモコン、極めてシンプルな組み合せだが、リモコンのGoogleアシスタントボタンを押して話しかければ声で各種検索ができ、ライブ視聴やゲームも楽しめる。
現在は、4KバージョンとHDバージョンの2種類が発売されており、4Kバージョンでは最大4K HDRの解像度で映像視聴が可能。4Kバージョンで本体価格は8,000円弱とお手頃で、端末ひとつつなぐだけで鮮やかな高画質映像をテレビで楽しめるのは有用性が高いといえる。
多彩なコンテンツをひとつのブラウザーに集約し、ストレスレスな操作性で楽しめる機能性ということもあり、Chromecast with Google TV(4K)から「なにも足さない、なにも引かない」現行モデルが最適解のように思える。それだけに、9TO5Googleが報じたChromecast with Google TVの新作開発のニュースには驚いた。その根拠として、9TO5Google はGoogle Homeアプリの最新のプレビューアップデートに、新しいGoogleTVデバイスの要素が含まれていると指摘。クラスについては、Chromecastの廉価版がすでにリリースされていことから、新作は主力製品に置き換わるハイスペック性能の仕様になると予想されている。
新型発売に追い風? ネット動画専用のスマートTVの注目度アップ
新型Chromecast with Google TVの内容はいまだ謎に包まれている。そのため、仮に投入された場合の“もしも”を考えるのは難しいが、現在の市場状況には見逃せない傾向がある。それは、ネット動画専用のスマートTVの台頭である。ビジネストレンドマガジン『DIME』は、2022年家電部門の金賞にドン・キホーテが取り扱う「AndroidTV機能搭載 チューナーレス スマートTV」を選定した。テレビチューナーは搭載せず、AndroidTV対応の動画が配信サービスを利用できる。つまりは、世間全体でテレビから動画視聴に多勢が移行する予兆と考えることができる。
大画面での動画視聴ニーズが高まった局面で、新型Chromecast with Google TVが発売される…。そのようなシナリオを描いたうえで、Googleが開発を進めているとしたら…あっぱれである。
引用元:【9TO5Google】
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