Chromecast(クロームキャスト)とは、テレビに接続する機器のことである。しかし、Chromecast(クロームキャスト)とは一体どんなものなのだろうか。そこで今回は、Chromecast(クロームキャスト)とは何かやできることなどを解説していく。
「Chromecast」とは?
Chromecast(クロームキャスト)とは、Googleが開発したテレビに接続する機器のことである。しかし、Chromecast(クロームキャスト)とは一体どんなものなのだろうか。
Chromecast(クロームキャスト)とは、テレビのHDMI端子に接続するミラーリング機器になっており、スマホやパソコン・タブレット端末を無線接続することでテレビ画面で動画や映画を楽しむことができるようになっている。
また、Chromecast(クロームキャスト)にはリモコン操作は必要なく、スマホやパソコン・タブレット端末から操作が可能になっているのだ。
「Chromecast」でできる3つのこと
Chromecast(クロームキャスト)とは、テレビのHDMI端子に接続するミラーリング機器になっている。それでは、Chromecast(クロームキャスト)でできることとはどんなことだろうか。そこでここでは、Chromecast(クロームキャスト)でできることについて解説していく。
【できること①】パソコンやスマホの画面をテレビに表示できる
Chromecast(クロームキャスト)でできること①は、パソコンやスマホの画面をテレビに表示できることだ。Chromecast(クロームキャスト)には、ミラーリング機能が備わっており、スマホやタブレット端末に保存してある映像や写真をテレビ画面に映し出すことができる。
そして、テレビの大画面で視聴できるため、友達や家族など複数の人と映像や写真を楽しむことが可能だ。
【できること②】動画配信アプリなどもテレビで楽しめる
Chromecast(クロームキャスト)でできること②は、動画配信アプリなどもテレビで楽しめることだ。Chromecast(クロームキャスト)には、ミラーリング機能だけではなく、キャスト機能も備わっている。
Chromecast(クロームキャスト)のキャスト機能でできることは、スマホやタブレット端末にインストールしてあるアプリを操作することで、テレビ画面にアプリ内の映像を映し出せることだ。よって、スマホ画面よりも迫力のある映像をテレビ画面で楽しむことができる。
そして、Chromecast(クロームキャスト)に対応しているアプリは、YouTubeやNetflix、Hulu・Amazonプライム・ビデオなどの動画配信サービスアプリになっている。
【できること③】Google Homeとの連携ができる
Chromecast(クロームキャスト)でできること③は、Google Homeとの連携ができることだ。Google Homeとは、Googleが開発したAIスピーカーのことである。このGoogle Homeに「OK Google」と話しかけるだけで、対応している家電を音声操作することが可能になるのだ。
例えば、「OK Google、電気つけて」と話しかければ部屋の照明をつけてくれるというわけだ。そして、Google HomeとChromecast(クロームキャスト)を接続することで、音声操作ができるようになる。わざわざスマホを操作しなくてもいいのだ。
例えば、YouTubeで動画を視聴したい場合は、「OK Google、YouTubeで〇〇を再生して」と話しかければ、スマホを操作しなくても指定した動画を再生してくれる。このように、Chromecast(クロームキャスト)でできることは、ミラーリング機能やキャスト機能だけではなくGoogle Homeで音声操作までできる。
「Chromecast」の種類【①Chromecast】
Chromecast(クロームキャスト)でできることは、ミラーリング機能やキャスト機能だけではなくGoogle Homeで音声操作までできるものになっている。そして、Chromecast(クロームキャスト)にはいくつかの種類がある。
まず1つ目は、Chromecast第1世代~第3世代になっている。Chromecast第1世代は、スティック状の機器になっている。そして、Chromecast第2世代・第3世代は、円形状になっている。このように、形状はスティック状から円形状へと変化している。そして、ここではChromecast第1世代~第3世代の機能や価格・画像解像度について解説していく。
・機能
Chromecast第1世代~第3世代の機能については、フレームレート及びWi-Fi接続の帯域に近いがある。まず、フレームレートとは映像の滑らかさのことである。そして、Chromecast第1世代・第2世代のフレームレートは、30fpsになっており、Chromecast第3世代は60fpsになっている。このことから、Chromecast第3世代の方が映像が滑らかできれいであることが言える。
Chromecast第1世代・第2世代は、フレームレートの値が低いため、Chromecast第3世代と比較すると、映像が粗いということだ。次に、Wi-Fi接続の帯域だが、Wi-Fi接続の帯域には2.4GHzと5GHzの2種類がある。2.4GHzの帯域は、Wi-Fi接続以外の電波も利用するものになっており、混み合う帯域になっている。そのため、電波が途切れやすい帯域と言える。
それに対して、5GHzは、Wi-Fi接続専用の帯域になっており、2.4GHzほど混み合っていないため途切れにくい。そして、Chromecast第1世代・第2世代は、2.4GHzにしか対応していないが、Chromecast第3世代は2.4GHzと5GHzの両方に対応している。
・画像解像度
画像解像度とは、画質を表している。そして、Chromecast第1世代~第3世代の画像解像度は、フルHDの1920×1080pになっている。この画像解像度は、値が大きいほど画質が鮮明できれいであると言える。
・価格
Chromecast第1世代~第3世代の価格に関してだが、それぞれ価格が異なっている。まず、Chromecast第1世代の価格は、4410円(税込)円になっている。そして、Chromecast第2世代の価格は、4980円(税込)、Chromecast第3世代の価格は、5072円(税込)になっている。第1世代と第3世代を比較すると、662円もの差がある。
「Chromecast」の種類【②Chromecast Ultra】
Chromecastの2つ目の種類は、Chromecast Ultraになっている。Chromecast Ultraは、第2世代・第3世代と同じように円形状の機器になっているが、以前よりサイズが多少大きくなっている。そして、ここではChromecast Ultraの機能や価格・画像解像度について解説していく。
・機能
Chromecast Ultraのフレームレートは、第3世代と同じく60fpsになっている。このことから、Chromecast第3世代と同じ映像の滑らかさであり、きれいであることが言える。次に、Wi-Fi接続の帯域だが、2.4GHzと5GHz両方に対応している。また、Chromecast Ultraは高速ストリーミングにも対応している。
・画像解像度
Chromecast第1世代~第3世代の画像解像度は、フルHDの1920×1080pになっていたが、Chromecast Ultraでは4K Ultra HDの3840×2160になっておりさらに画質が鮮明できれいになっている。
・価格
Chromecast Ultraの価格は、9720円(税込)になっている。しかし、Chromecast Ultraは現在販売終了となっているため購入することはできない。
「Chromecast」の種類【③Chromecast with Google TV】
Chromecastの3つ目の種類は、Chromecast with Google TVになっている。そこでここでは、Chromecast with Google TVの機能や価格・画像解像度について解説していく。
・機能
Chromecast with Google TVと今までのChromecastとの大きな違いは、付属の専用リモコンで操作できる点にある。以前までのChromecastでは、スマホを操作しなければならなかった。
しかし、Chromecast with Google TVにはAndroid TV OSが内蔵されているため、スマホを操作することなく専用リモコンで操作できるのだ。単体で起動できるのは大きな変化である。よって、リモコン操作だけでYouTubeやHuluなどの動画配信サービスを視聴できる。
・画像解像度
Chromecast with Google TVでは、4K HDRになっており、さらにこれまで以上に画質が鮮明できれいになっている。
・価格
Chromecast with Google TVの価格は、7600円(税込)になっている。Chromecast Ultraの価格が9720円(税込)になっていたので、2120円安くなっている。
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