先日、アメリカの有名投資家であるイーロン・マスク氏が買収を行い、大きな話題となったツイッターだが、なんと2022年11月8日にひっそりとある仕様が変更になっていたようだ。今回の仕様変更は、公式から直接発表があったわけではないのだが、気づいたユーザーたちが次々にツイートにて喜びの声を上げており、その日の夜には「#ツイッターTL復活祭」がトレンド入りするなど、大きな盛り上がりを見せている。
Twitterの仕様変更で変わったこと
ツイッターの仕様変更というと、以前はデザインのアップデートで「Twitter改悪」がトレンドにあがるなどしていたが、今回は多くのユーザーにとって嬉しい変更だったようだ。
では、具体的に何が変わったのだろうか。
変更に気が付いたユーザーによると、どうやら自分のフォローしている人がきちんとタイムラインに表示されるようになったようである。
「えっ、フォローしているのにタイムラインに表示されてないって、どういうこと?」と、思った方のために。もう少しだけ分かりやすく説明すると、以前は自分がフォローした人のツイートはすべてタイムラインに表示されていたのだが、何故か最近では、自分がフォローしていても、あまり反応していなかったアカウントのツイートが勝手に非表示にされるという仕様になってしまっていたのだ。あえて「いいね」や「リツイート」、「コメント」などを積極的にはしていないものの、きちんと追いかけてツイートを見ていた人にとっては、非常におせっかいな仕様だったが、仕様が変更されて元の状態に戻ったということらしい。
上記のほかに、他の人が「いいね」したツイートが、勝手に自分のタイムラインに表示されるという仕様もなくなったようだ。
ツイッターが使いやすさ重視に?
ツイッターを普段から利用している一部のユーザーは、仕様が元に戻ったことに対する嬉しさから「#ツイッターTL復活祭」というタグを使い、過去にバズった自身の作品などを再アップして、フォロワーたちと喜びを分かち合っている。
フォローしているのにタイムラインにツイートが表示されないという仕様には、これまで何度も多くのユーザーから不満の声が上がっていたのだが、どういうわけか長年改善されなかったので、急な仕様の改定に驚く声も多い。
今回の仕様変更が先日のトップ交代による影響なのかは分からないが、イーロン・マスク氏も、ツイッターを使っていく上で、この仕様が嫌だったのだろうか。なにはともあれ、ユーザー目線での仕様改定は非常に良いことである。
大規模な組織改編や上場廃止などで、揺れに揺れるツイッター社だが、新しいビジネスモデルへの第一歩として、ユーザーの使いやすさを何よりも優先する方向性にいよいよ舵を切ったのかもしれない。
ツイッターのこれから
ツイートに長文テキストが添付出来るようになるなど、今後ツイッターでは痒いところに手が届くような新機能の追加も発表されている。今までメモ帳のスクリーンショットを使って長文を投稿していたユーザーにとっては、こちらはかなり有難い新機能なのではないだろうか。
ツイッターの有料化報道には、賛否両論上がっているが、どちらかというとツイッターをひとつの情報ツールとして見ている筆者個人の意見としては、有料化しても無料で閲覧できるのであれば別に良いかなと思っている。他にもSNSはあるので、どうしても無料でなきゃダメだという人は自然とそちらへ流れるだろうし、有料化でコメントやリツイートのみを制限すれば、今ある有象無象の誹謗中傷アカウントも、ある程度は制限できるのではないだろうか。
今日から一年の後のツイッターがどうなっているかは、恐らく誰にも想像がつかない。インターネットの大空を飛び交う青い鳥は、これからどこへ向かうのだろう。