見逃し配信の「NHKプラス」がAmazon Fire TVでも視聴可能に! しかも6月30日まではログインなしでOK

NHKの番組を見逃したときに便利なのが「NHKプラス」というネット配信サービス。これまではパソコンやスマホなどの端末でしか利用できなかったが、2022年4月1日からはAndroid TV内蔵テレビやAmazon Fire TV、Google Chromecastにも対応したので、リビングの大画面テレビでもNHKプラスが視聴できるようになった。しかも、6月30日までは試験配信でログイン登録なしでも利用できるので、さっそく筆者が「NHKプラス」をAmazon Fire TVで試してみたぞ!

「NHKプラス」がAmazon Fire TVなどでも視聴可能に!

今やテレビ番組もネットで見るのが当たり前になってきたが、NHKでもネット配信サービス「NHKプラス」が提供されているのはご存じだろうか?

NHKプラスは2020年4月から開始されたサービスで、NHKの放送受信契約があればログインすることで無料視聴できる。

NHKプラスでは、地上デジタル放送の「総合」と「Eテレ」の番組を、インターネットでリアルタイム配信するほか、放送後1週間以内の番組をいつでも視聴できる「見逃し番組配信」が利用できる。

これまで、NHKプラスではパソコンやスマホ、タブレットを使って視聴できたが、2022年4月1日からはAndroid TV内蔵テレビやAmazon Fire TV、Google Chromecastなどにも対応した。

これによって、リビングの大画面テレビでも「NHKプラス」が視聴可能となったのだ。しかも、6月30日までは試験配信中なので、ログインなしで楽しめるという。

そこで今回は、実際に筆者が所有する「Amazon Fire TV Stick 4K」を使ってNHKプラスを視聴してみたので、その手順や操作感などを写真付きで解説しよう。

パソコンやスマホなどでは2年前からサービスが開始されていたNHKプラスだが、2022年4月1日からはAndroid TV内蔵テレビやAmazon Fire TVなどでも視聴可能となった(写真はパソコン版のNHKプラス)

(Image:plus.nhk.jp)

こちらが「NHKプラス」が公表している動作検証対象機器。Android TV内蔵テレビ、Amazon Fire TV、Google Chromecastなどが対応する(NHKプラス公式サイトより引用)

Amazon Fire TVで「NHKプラス」を視聴する方法は?

筆者は「Amazon Fire TV Stick 4K(以下Amazon Fire TV)」を所有しており、普段からAmazonプライム・ビデオやYouTubeなどを楽しんでいるので、さっそくNHKプラスを視聴してみることにした。

まず、Amazon Fire TVを起動して「アプリストア」から「NHKプラス」を選択。次に「入手 ダウンロード」と表示されるので、これをリモコンで選択してインストールする。

「開く」と表示されたら、リモコンで決定ボタンを押すだけで「NHKプラス」の画面が起動するのだ。ただし、現在は最初に必ず「6月30日まではログインなしで利用できる」ことが表示される。

そのあと、初回のみ「ネットサービス利用規約」やプライバシーに関する注意が表示されるので、これらに同意するとホーム画面が表示される。

もちろん、表示された番組のサムネイルを選択すればすぐに再生されるが、画面左側には「検索」や「番組表」などのメニューがあり、キーワードや番組表からも番組を探すことができるようになっている。

今回筆者が使用したのは「Amazon Fire TV Stick 4K」。一世代前のものだが、問題なくNHKプラスを視聴することができた

テレビに接続したAmazon Fire TVを起動したら、まずホーム画面で「アプリストア」を選択して「NHKプラス」アプリを探そう

「NHKプラス」アプリを見つけたら、アイコンを選択してダウンロード&インストールを開始する

「入手 無料ダウンロード」が表示されたら、リモコンの決定を押すとダウンロードが始まる(上写真)。表示が「開く」に変化したら、もう一度リモコンで決定を押す(下写真)

すると「6月30日までログインなしで利用できる」という注意書きが表示され、その後「ネット利用規約」「プライバシー」に関する注意書きなどが表示されるので、画面に従って同意していけばいい

NHKプラスのホーム画面が表示された。ここで人気番組が表示されるので、好みの番組のサムネイルを選択すれば、すぐに再生される

Amazon Fire TVではリアルタイム視聴は不可! 1週間前までの番組を再生できる

パソコンやスマホでNHKプラスを視聴するときは、現在放送されている番組がリアルタイムで視聴できるようになっている。

これに対し、Amazon Fire TVのNHKプラスではリアルタイム配信の視聴ができない。したがって、基本的には「番組表」から1週間前までの番組を探すか、キーワード検索するしかないのである。とはいえ、放送中の番組はそのままテレビのチューナーで見ればいいだけなので、確かにAmazon Fire TVでリアルタイム配信を見る意味はないだろう。

ちなみに、マイリストの「マイキーワード」を使うと、10個までのキーワードを登録でき、それに合致する番組を検索して自動的に登録してくれる機能がある。もちろん、キーワード検索ではAmazon Fire TV のリモコンから音声入力で検索することも可能となっていた。

また、左側のメニューにある「ご当地プラス」は、各地域で放送されている独自番組が見られるようになっており、普段見られない地方局制作の番組が見られるのはなかなか面白い。

もちろん、過去に放送されたドラマやドキュメンタリーは「NHKプラス」では見られない。そのような動画は有料の「NHKオンデマンド」を利用することになり、見放題パックは月額990円となっている。

パソコンやスマホ版では、現在放送中の番組がリアルタイム配信されているが、Amazon Fire TV版ではリアルタイム配信は視聴できない(写真はパソコン版のリアル配信)

画面左側のメニューで「番組表」を開くと、1週間前までの番組表が表示される(上写真)。ここで番組を選択するとすぐに再生される(下写真)

もちろん番組はキーワードでも検索でき、お気に入りの「マイキーワード管理」を最大10個まで登録できる(上写真)。「阿佐ヶ谷姉妹」で検索したところ、関連番組が表示された(下写真)

最近放送が終了した阿佐ヶ谷姉妹の「のほほんふたり暮らし」を探したが、見逃し配信には表示されず(上写真)、有料サービスの「NHKオンデマンド」の案内が表示された(下写真)

NHKプラスのメニューで「ご当地プラス」を選択すると、地方局が独自に制作した番組が見られる。ふるさとの番組をチェックできるのはちょっと面白いかも……

NHKプラスの早送り機能はイマイチ……

NHKプラスでドラマなどをいくつか再生してみたが、番組検索から再生までは、Amazonプライム・ビデオなどとさほど変わらず快適に利用できた。

だが、早送りや巻き戻しに関してはやや違和感を覚える部分もある。たとえば、再生中にAmazon Fire TVのリモコンのカーソルで右ボタンを押すと10秒ほど先に進めるが、ボタンを長押ししても早送りにはならないのだ。

実は、リモコンのカーソルで下ボタンを押すと設定画面が表示され、ここでシークバーを利用して早送りできるようになっている。Amazonプライム・ビデオに慣れた筆者にとって、これは面倒くさい印象を受けた。

また、「設定」を押すと音声の切り替えや字幕表示を切り替えられるほか、0.75〜2倍速再生も設定可能となっているが、どうせなら、この機能を再生中に即利用できるようにしてほしい。

リモコンのカーソルで下ボタンを押すと設定画面が表示される。このシークバーで早送りができるほか、「設定」を押すと(上写真)、音声・字幕や倍速再生の設定が表示される(下写真)

まとめ

いかがだろうか? 機能面では多少の不満もあったが、リビングの大画面テレビでもAmazon Fire TVを使って「NHKプラス」の見逃し配信が楽しめるのはなかなか便利だ。

しかも、2022年6月末までは誰でもログインしないでNHKの番組を楽しめるので、Amazon Fire TVやGoogle Chromecastなどを持っているなら、是非一度試してみてもらいたい。

●NHKプラス(公式)→こちら

オトナライフ編集部
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