今や多くの人々の娯楽として定着しているYouTube。動画のコンテンツも多岐に渡っており、「視聴したいコンテンツの動画が投稿されていない…」なんてことは、ほとんどないように思う。YouTubeを楽しむ人々は普段、どのような動画・チャンネルを視聴しているだろうか。
今回は、そのようなYouTubeにおけるインフルエンサーパワーランキングをご紹介。ランキングから見えてきた、トレンドの傾向とは?
2022年 チャンネル総再生回数ランキング
株式会社BitStarは、独自の分析ツール「IPR(インフルエンサーパワーランキング)」のデータに基づいた、2022年に活躍した動画クリエイターや動画チャンネルのランキングを発表した。すべて5つのランキングが公開となったが、今回はその中から「チャンネル総再生数ランキング」を一緒にチェックしていこう。これは、2022年1月1日~11月25日までにYouTubeに投稿された動画における、同期間に多く再生されたチャンネルのランキングだ。
第1位は、56億5732万回再生で「ISSEI/いっせい」。海外で話題のネタを、自身で挑戦する動画を多く投稿しており、オーバーなリアクションと体を張ったおもしろ動画が人気を集めている。動画の投稿本数は決して多くはないが、若者を中心に根強い人気を誇っている。
第2位は「Sagawa /さがわ」で47億9146万回。奇抜なチャレンジ動画や、海外アニメの人気ネタを再現した動画が話題となっている。株式会社BitStarによる「2022年上半期チャンネル総再生数ランキング」でも、3位にランクインしていた。
第3位は「M2DK.マツダ家の日常」。再生回数は37億2871万回。7人のメンバーで活動しており、個性的なビジュアルや得意とするラップ動画で人気のチャンネルだ。
再生回数でトップ3入りを果たした彼らだが、共通するものとはなんだろうか。
カギとなっているのはショート動画か
トップ3にランクインした彼らに共通しているのは、ショート動画の投稿と、グローバルな活躍だ。近年は「TikTok」を中心に、ショート動画への人気が高まっている。YouTubeでも、短い尺でパパっと視聴できるショート動画に、多くの視聴者が集まっているようで、彼らもショート動画を多く投稿し、視聴者の心をほんの数十秒でわしづかみにしているようだ。
さらに彼らは、日本人だけでなく、海外の人でもおもしろいと思えるような動画を作っている。動画タイトルは英語で表記し、日本語が理解できなくても動作や映像でおもしろさを伝えたり、英語字幕を入れたりしているのが特徴的だ。海外で話題のネタを自分でもトライしてみたり、海外のアニメをネタにして動画を作ってみたりすることで、グローバルに活躍している。
これからの時代、YouTubeで再生回数を伸ばすためには、ショート動画は欠かせない。そして、日本人だけでなく、海外の人もとりこにする動画を発信していくことで、世界のトップに上りつめていくのではないだろうか。
出典元:【株式会社BitStar/PR TIMES】
※サムネイル画像(Image:Ascannio / Shutterstock.com)