グローバル化する詐欺組織。日本は狙われている?

便利な携帯電話が身を脅かす脅威とならないよう、自己防衛の知識が必要だ
さらに、「+674」などから始まる見慣れぬ番号や、存在しない国番号からの国際電話詐欺も急増している。先述のレポートによると、2020年に日本で確認された詐欺SMSと詐欺電話のうち、25%は海外から発信されたものだったそうだ。通信規制の比較的ゆるい国に拠点を起き、インターネットを介してさらに別の国からの電話を装って詐欺を行うという手口が横行しているためだ。
多いのは「+674(ナウル共和国)」「+675(パプアニューギニア)」「+86(中国)」といった国番号からの電話や、「+42」「+18XX」など実際には存在しない国番号からの詐欺電話だ。もし身に覚えのない国際電話の着信があっても、応対したりかけ直したりはしないように覚えておこう。
日々、新たな技術やアプリなどが開発されていくなかで、犯罪組織もグローバル化し、より巧妙化し続けているのが現状だ。自分は大丈夫だと思っていないだろうか。誰でも被害者となってしまう可能性がある。大切な情報や財産を守るためにしっかりとアンテナを張り、常に知識や情報のアップグレードを心がけることが大切だ。
参照元:【Whoscall】