硬貨を数えたり保管するのもタダじゃない!
長引く不況、マイナス金利……、銀行の経営は年々厳しい状況に追い込まれている。少しでも収益を改善するために店舗の統廃合はもちろん、休眠口座は管理手数料を取ったり通帳発行の有料化なども実施している。この辺りの事情は→こちらで確認してほしいが、その一環として、硬貨取り扱いの有料化も銀行の収益改善策のひとつとして導入されているのだ。
だが、どうして銀行は硬貨の取り扱いに手数料を取るのだろうか? その理由は、硬貨を数えたり保管する場所、持ち運びにかかる費用がバカにならないから。しかし、個人商店のおつりや神社のお賽銭などは、この制度のせいでかなり面倒なことになっているらしい……。何かいい解決策はないのだろうか?

長引く不況で3大メガバンクの経営状況も厳しくなっている。普通預金金利は0.001%と史上最低のまま。今後はメガバンクだけでなくネット銀行なども活用しないと損する時代になっている
大量の小銭を預けるなら「ゆうちょ銀行」がいい!
いかがだろうか? 自分のお金を預けるのに手数料を取られるのは納得いかないだろうが、すでにメガバンクだけでなく地方銀行でも「硬貨取扱手数料」は導入されている。もちろん、硬貨が100枚以下なら手数料はかからないし、買い物の支払で少しずつ小銭を使っていけばいいが、もし、大量の小銭を貯めていて、一気に処分したいと思っている人は「ゆうちょ銀行」がオススメ。実は、ゆうちょ銀行なら、多少待たされる可能性はあるが、大量の小銭を預けても「硬貨取扱手数料」は取られないのである。ただし、相当な枚数の硬貨を持ち込む場合は、事前に連絡してからゆうちょ銀行に行ったほうがよいだろう。
2022年1月17日から、残念ながらゆうちょ銀行において、窓口で硬貨を預け入れる場合は手数料を取られることになった。詳しくは→こちらで確認してほしい。
(※2022/1/23 記事の一部を更新いたしました)