長引く不況でメガバンクの普通預金金利は今や0.001%。定期預金でも0.002%という低さだ。だが、世の中には普通預金金利がメガバンクの100倍も高い銀行も存在する。それが「イオン銀行」である。イオン銀行なら「Myステージ」のスコアをクリアすることで、普通預金金利0.1%を獲得することも可能なのだ。そこで今回は、「イオン銀行」で普通預金金利を0.1%にする方法を紹介しよう。
イオン銀行なら普通預金金利が最大0.1%!
アナタは自分の資産を増やす努力を何かしているだろうか? 現在、大手銀行の普通預金金利は0.001%しかない。これは、100万円を1年間預けても利子はたった10円(税引き後は9円)しかもらえないことを意味している。今の時代「ただ銀行にお金を預けているだけ」という人は損をしているぞ。かといって、いきなりリスクのある投資信託や株、FXなんて怖くてできないという人は多いだろう。そんなときは、リスクゼロの普通預金で0.1%の金利がもらえる銀行を利用しよう。たったそれだけで、100万円でもらえる金利が10円から1,000円に跳ね上がるのだ。
今回紹介する「イオン銀行」は、日本全国に展開する大手スーパー「イオン」が2007年10月に開業した銀行。全国のイオンに銀行窓口を141カ所、ATMは6,200台(2020年4月現在)を設置しており、いわゆる“ネット銀行”ではない。イオン銀行では「Myステージ」というランク制度を導入しており、さまざまな条件をクリアして150点以上獲得すると、普通預金金利が0.1%になるほか、他行ATM利用料が月5回まで無料、他行宛て振込手数料も月5回まで無料となるのである。
それでは、実際にイオン銀行で普通預金金利0.1%を実現するにはどうしたらいいのだろうか? まずは下の「「Myステージの対象取引とイオン銀行スコア配点」表を見てほしいが、たとえば「イオンカードセレクトの契約」で10点、「給与受け取り」で30点、「イオンカード利用の代金引落とし(4万~6万円未満)」で30点、「WAON利用(1万~2万円未満)」で20点など、近所にイオンがあり普段からイオンで買い物をしている人なら、100点以上のスコア獲得は難しくない。ただ、普通預金の金利が0.1%になる「プラチナステージ」になるには150点以上のスコアが必要になるため、イオンゴールドカードセレクトの取得や、NISA口座、投資信託、住宅ローンなども加えないと難しいだろう。
実は筆者は年会費無料の「イオンゴールドカードセレクト」を取得するために、イオン銀行に定期預金500万円をしたことがあるが、定期預金金利が低いのですぐに解約して、それ以降はあまりイオン銀行を利用していない。ゴールドカード取得については→こちらで確認してほしいが、筆者のように近所にイオンがない人は、意外とプラチナステージの維持が難しいだろう。
イオン銀行にはどんなデメリットがあるの?
イオン銀行は、ネット銀行と比較するとステージの条件クリアが複雑で分かりにくいのが大きなデメリット。他行では証券会社の口座と連携するだけでOKだったり、東京スター銀行のように給与受け取り口座に指定するだけでいいところもある。もし、手軽に普通預金金利0.1%を得たいなら東京スター銀行のほうがオススメ。詳しくは→こちらで確認してほしい。また、イオン銀行では定期預金金利が0.01%と低いのもデメリット。せめて0.1%以上あれば、もっと筆者もお金を預けているだろう。
もちろん、近所にイオンがある人なら、イオン銀行ATMが24時間365日無料で利用できるし、毎日の買い物などでプラチナステージをクリアすることも可能なので、大いに利用すればいいと思う。
●イオン銀行(公式)は→こちら
●イオンゴールドカードセレクト(公式)は→こちら
※サムネイル画像(Image:aeonbank.co.jp)