「寝ている間に仕事が片付く」そんな夢のようなサービスが誕生した。株式会社Timewitchが4月29日にリリースした、深夜特化型アウトソーシングサービス「Timewitch」である。TimewitchはPowerPointのスライド作成をアウトソーシングできるサービスであり、夜22時までに資料を提出すれば翌朝8時にはスライドが完成しているというスピード感が特徴だ。
一体どんな仕組みで、このスピード感を実現するのだろうか。アウトソーシングによる情報漏洩の心配はないのだろうか。解説していく。
“時差”を利用してビジネスを加速。稼働不可能だった深夜帯を活用した画期的サービス

日本人の「働きすぎ」を軽減する効果もありそうだ
夜に依頼して朝に資料が出来上がっているとなると、私たちが寝静まる夜間にせっせと作業をしてくれる人がいるということだ。深夜労働をさせるなんてとんだ時代錯誤……と思いきや、作業をするのは日本とは異なるタイムゾーンで過ごす日本人。つまりブラジルやアルゼンチンなど、日本が夜の時間帯に昼となる国に暮らす日本人が、日中にスライドを作成してくれるという“時差”を活用した仕組みになっている。
また、依頼の際の手軽さも特徴だ。通常、スライド作成を外注するとなると、キャパシティの事前確保や入稿指示書が必要となる場合が多い。Timewitchの場合は、ノートやホワイトボードに手書きで書いたスライドイメージや、紙媒体のグラフなどの写真を撮って送るだけ。部下に頼む感覚でパパっと外注できる手軽さも魅力である。