総務省の最新報告書で判明!「SIMロックの原則禁止」と「キャリアメールの持ち運び」が実現する?

eSIM(イーシム)は2021年夏頃をめどに導入される!

「eSIM(イーシム)」とは、物理SIMカードを差し替えなくても、スマホ本体内蔵チップのデータを書き換えることでキャリアの乗り換えがスムーズにできる便利なシステム。日本でもすでにeSIM対応スマホは発売されており、楽天モバイルや格安SIMのIIJmioなどが対応している。auやソフトバンクも一部サービスを開始しているが、ドコモは対応表明のみで提供はまだだ。また、大手3キャリアが格安SIM(MVNO)に対してeSIMの機能を開放しておらず、多くの格安SIMがeSIMを提供できないでいるという。実際にeSIMがどんなものなのか知りたい人は→こちらで確認してほしい。
 もちろん、eSIMはネットリテラシーの高い人しか利用できないが、携帯電話事業者間の乗り換えの円滑化を促進するには必須の技術であり、新型コロナウイルス収束後は海外旅行者などの利便性向上の観点からも、2021年夏頃を目途に導入することが適当としている。なお、eSIMでのキャリア乗り換えについては、本人確認はeKYCを利用することが適当であるとしている。eKYCについては→こちらを参照してほしい。

こちらは楽天モバイルの物理SIMカード。物理SIMカードは、申し込みからSIMカードが届くのに数日間は待つ必要があるが、eSIMなら申し込みの数分後には乗り換えが完了する

キャリアのSIMロックは一律に禁止されるべき!

「SIMロック」とは、特定のキャリアのSIMカードが差し込まれたときだけ動作するようにスマホを制限すること。これに対し「SIMロックをしていない」あるいは「SIMロックを解除した」スマホを「SIMフリー」という。
 SIMロックをする理由は、割引販売や分割購入されたスマホを転売させないなど、不適切な行為を防止する目的があるが、購入者の権利を不当に制限しているほか、キャリアの乗り換えを阻害しているのは間違いない。すでに、楽天モバイルはSIMフリーでスマホを販売しているし、ドコモも一括払いやクレカでの購入ならSIMロックを解除してスマホを渡すようにしているが、auとソフトバンクは購入者の申し出がない場合はSIMロックされた状態で渡しているという。
 そのため、少なくとも一括購入やクレカ払いの場合は、一律にSIMロックは禁止されるべきであるとしている。そもそも、SIMロックは、電話回線とスマホを分離して販売するという「改正事業法」の趣旨にもそぐわないので、今後は一律禁止されることになるだろう。

日本では長らく2年の長期契約でスマホが0円になるような販売方式が採用されてきた。「SIMロック」はまさに抱き合わせ商法の名残であり、今後は原則禁止される方向である

キャリアメールの持ち運びは2021年中に実現される?!

 ahamoやpovo、LINEMOでは、それまで大手キャリアで利用していたキャリアメール(ドコモなら@docomo.ne.jp)が利用できないことから、乗り換えを断念した人が20%ほどいたそうだ。これでは、携帯電話事業者間の乗り換えの円滑化が阻害されるため、キャリアメールの持ち運びの実現に向けた検討も行われている。キャリアメールの持ち運びの方式に関しては検討中だが、2021年中を目途に速やかに実現することが適当であるとしている。ただし、キャリアメールの持ち運びに関しては、コストがかかることから有料サービスになる可能性もあるようだ。

(Image:docomo.ne.jp)

3大キャリアが提供するキャリアメールはahamo、povo、LINEMOでは利用できないため、乗り換えを断念する人もいる。そのため「キャリアメールの持ち運び」が検討されているのだ
(写真はドコモの公式サイトより)

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