iPhoneを買い替えるタイミングがわかる7つの前兆はコレ! 複数該当する場合は要注意!!

ここ数年、毎年9月~10月頃に新型iPhoneが発売されているが、iPhoneはいつ買い替えればいいのだろうか?「バッテリーの持ちが悪くなった」「メモリがパンパン」など、様々な不具合がありながらも「まだ行ける!」と買い替えを決断できない人も多いはず。そこで今回は、iPhoneを買い替えるタイミングを判断できる前兆をいくつか紹介しよう。もし、複数の項目が該当するなら、iPhoneの買い替えを真剣に考えたほうがいいぞ!

iPhoneは不自由なく使えるうちに買い替えるべし!

(Image:Poravute Siriphiroon / Shutterstock.com)

 毎年、秋になると新型が発売されるiPhone。ネットではすでに新型iPhone 13(iPhone 12Sとの噂も)の情報がリークされ、ぼちぼち買い替えを意識している人も多いだろう。だが、2016年発売のiPhone 7でも機能的には何も困らないので、何年も買い替えのタイミングを逃している人が多いのではないだろうか?
 iPhoneも購入から3~5年ほど使い続けていると「動作が重い」「バッテリーの減りが早い」といった不具合が現れてくる。自分のiPhoneが本調子ではないと分かっていても、最新のiPhoneは10万円超と非常に高価。また、中古や廉価版のiPhone SEを購入しても、機種変更手続きが面倒くさいし、新しいiPhoneの“しつけ”も必要になってくる。とはいえ、こうしている間にもiPhoneはどんどん劣化していくので、万一、故障して起動しなくなってしまってからでは、バックアップや復元も困難だ。そこで今回は、iPhoneの買い替えタイミングを示す前兆を紹介するぞ。アナタのiPhoneはいくつ当てはまるだろうか?

【1】バッテリーの減り具合が異常に早い

「そろそろこのiPhoneも寿命かな?」と思う代表的な症状がバッテリーのヘタリだろう。iPhoneに搭載されているバッテリーはリチウムバッテリーで、充電を繰り返しているうちにどんどん劣化していく。基本的にiPhoneは24時間稼働するのでバッテリーの劣化は避けられないのだ。もし、最近バッテリーの減りが早いと感じたら、手元のiPhoneの劣化具合を「設定」から確認してみよう。アップル公式サイトでは「最大容量」が80%を切るとバッテリーの交換または、機種変更の検討目安としている。
 ただし、最新版iOSのアップデートが可能で、バッテリー以外に不具合がない場合は無理に買い替える必要はない。まずはバッテリーの交換を行ってみよう。新品を買うよりは安くつくし、機種変更の手間もいらないぞ。

バッテリーの状態はiPhoneの「設定」にある「バッテリー」の「バッテリー状態」から確認できる(左写真)。「最大容量」の数値をチェックして80%を切っていたら注意が必要だ(右写真)

【2】iPhoneのバッテリーが膨らんでいる!

 バッテリーのトラブルは経年劣化によるヘタリ以外にも、物理的な異常が起きることもある。それがiPhone背面の膨らみだ。iPhoneに採用されているリチウムバッテリーが劣化してくると、内部にガスが発生してバッテリーパックが膨張してしまう場合もある。そのまま放置していると、メイン基板や液晶パネルといったiPhoneのパーツに悪影響を与えたり、バッテリーが熱を帯び、最悪の場合は発火するかもしれない……。iPhone本体に膨らみを感じたら、すぐにバッテリーの膨張がないか確認し、バッテリーを交換するかiPhoneの買い替えを検討すべきだろう。

バッテリーの不具合で背面が膨らんだiPhoneがコチラ。バックパネルが浮ているのが分かるだろう。本体が壊れる前にバッテリーを交換すべし!

【3】iPhoneが勝手にスリープしたり電源が切れる!

 iPhoneを長年使っていると、突然画面が消えてスリープになったり、いきなり電源が落ちる場合がある。これもiPhone替え時の重要なサインだ。これは、バッテリーやOSの不具合が原因の場合も多いが、iPhoneを落としたり水分が侵入したことで、iPhone本体の基盤パーツに何等かのダメージが発生。それが原因で動作が不安定になっている場合も考えられる。このような症状が出ると、いつiPhoneが起動しなくなるか分からないので、早めにバックアップを取って、iPhoneを修理に出すか買い替えを検討すべきだろう。

iPhone購入後、5年も6年も同じ機種を使っていると、内部パーツにダメージが蓄積され、突然画面が消えてスリープになる場合もある

 バッテリーや本体の故障以外で問題となるのがストレージ容量不足だ。AndroidスマホのようにSDカードを追加できないiPhoneは、長年使用していると本体ストレージの空き容量不足という問題に悩まされる。もちろん、写真や音楽、動画などはクラウドを使ったり、パソコンや外部のメモリカードなどにバックアップを取ればいいが、いずれiOSやアプリのキャッシュなどでストレージがパンパンになってしまう。そして、最後は写真が撮れないほど容量不足に陥ってしまうのだ……。まずは、不要なアプリや写真などを削除してみよう。詳しい手順は→こちらで解説している。

長年iPhoneを利用しているとiOSやアプリのキャッシュだけでストレージがパンパンに! 容量不足になると写真も撮れなくなる場合も……

【5】最新のiOSにアップデートできない!

 iPhoneの買い替えを考える上で、最新のiOSにアップデートできるかどうかは重要なポイントになる。最新のiOSにアップデートできないiPhoneはセキュリティが甘くなり、ウイルスの感染やハッキングの脅威にさらされるからだ。
 2021年秋に登場するiOS 15は「iPhone 6s」と「iPhone SE(第1世代)」以降のモデルが対応するので、それ以前のiPhoneはさすがに買い替えたほうがよいだろう。しかし、iOS 15にアップデートできても、古いモデルではiOS 15の新機能の一部が使えないのだ。iPhone XS以前のモデルは、ぼちぼち買い替えを検討したほうがいいかもしれない……。iOS 15のアップデートについては→こちらで詳しく解説している。

(Image:rafapress / Shutterstock.com)

iOS 15は6年も前に発売されたiPhone 6sも対応する。だが、iOS 15の一部新機能は古い機種では利用できない

【6】修理代金より買い替えたほうが安い場合

 iPhoneの画面が割れたまま使っている人は意外と多い。機能的に問題がないならそのまま使い続けてもいいが、画面が割れただけなら修理費も安いので、比較的新しいiPhoneなら修理したほうがよいだろう。しかし、カメラやホームボタンなどのパーツも交換しないといけない場合は、費用もかなり高くなる。もし、古いiPhoneを落としたりして大きなダメージを受けた場合は、おそらく新品のiPhoneに買い替えたほうが安くつくだろう。ここがiPhone買い替えのポイントになるはずだ。iPhoneの修理代は決して安くないので、くれぐれも落とさないように注意したい。

(Image:Pierre-Olivier / Shutterstock.com)

iPhoneの画面が割れただけなら、修理したほうが買い替えるより安いことが多い。だが、それ以外のパーツも交換するほどのダメージを受けた場合は、と買い替えたほうが安くつく場合も……

【7】アクセサリの対応機種が減った!

 iPhoneのバッテリーや本体の経年劣化は残念ながら誰にも止められない。長年iPhoneを使っていて悲しいのは、アクセサリ(周辺機器)が手持ちのiPhoneに対応しなくなってくることだ。保護フィルムやケース、Bluetoothイヤホンなども新しい機種対応で進化する一方、古いiPhoneのアクセサリは市場からどんどん姿を消してしまう。もし、手持ちのiPhoneの対応アクセサセリが減ってきたと感じたら、そろそろiPhone買い替えのサインだと考えていいだろう。

iPhone12(上写真)とiPhone5(下写真)でケースの検索ヒット数を調べてみた。古い機種になると一気に検索数が半分以下に、トホホ……

 いかがだろうか? 物持ちがいいことは決して悪くないし、高価なiPhoneを毎年買い替える必要もない。しかし、古いiPhoneはいずれ使えなくなってしまうのだ。今回紹介した前兆がいくつか当てはまった人は、ぼちぼちiPhoneの買い替えを検討すべきだと考えたほうがよいだろう。

参考元:「「iPhoneの買い替えどき」がわかる7つの兆候」【lifehacker

※サムネイル画像(Image:Rokas Tenys / Shutterstock.com)

文=すずきあきら/編集・ライター

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