こんなの絶対無理!!「PayPay STEP」リニューアルで1.5%還元条件が激ムズすぎる!

2021年7月よりPayPayの特典制度「PayPay STEP」の条件が大幅にリニューアルされたのはご存じだろう。しかし、1.5%還元を達成するにはかなり厳しい条件をクリアしなければならなくなった。これまでPayPayを50回+10万円も使って毎月1.5%還元をキープしてきた筆者は、7月以降もがんばってPayPayを使ってみたものの、思わず「こんなの絶対無理!」と嘆いてしまうことに……。そこで今回は、PayPay STEPで1.5%還元を獲得する条件がいかに難しいかを解説したいと思う。

PayPayで1.5%ポイント還元を受けるのは激ムズ!

 すでにオトナライフでもで紹介しているが、2021年7月1日より「PayPay」の特典制度「PayPay STEP(ペイペイステップ)」が大幅に変更された。詳しくは→こちらで確認してほしい。

 そもそもPayPay STEPは、PayPayの利用金額や回数に応じたポイント還元を受けられる制度。これまでは100円以上の決済が月50回で+0.5%(1%還元)、月10万円以上の決済で+0.5%(1.5%還元)にアップされたので、筆者は買い物や食事の支払いなどはすべてPayPayを利用し、1.5%還元を毎月キープしていた。これはこれで大変だったが、2021年7月1日以降に1.5%還元を達成しようとしたところ、とんでもなく難しいことが分かったのだ!

 それでは、PayPay STEPリニューアルの内容を確認してみよう。まず、+0.5%(1%還元)還元を獲得するには、「300円以上の決済が月30回+月5万円以上の利用」が条件になる。筆者は7月3日時点での支払い回数が8回、金額は6万円以上支払っているので、むしろハードルが下がったように感じた。だが、ここから+0.5%(1.5%還元)にするには「ゴールドメダル」を獲得する必要があるのだが、実はこの条件が激ムズだったのだ!!

(Image:paypay.ne.jp)

こちらが、筆者のPayPay STEPのポイント還元率だ。以前は月50回+月10万円という条件を余裕でクリアしていたが……

(Image:paypay.ne.jp)

2021年7月のPayPay STEP改定では、「300円以上の決済が月30回+月5万円以上の利用」で1%還元されることに。これはむしろ条件緩和と言えなくもないが……

(Image:paypay.ne.jp)

PayPay STEPで1.5%還元を達成するには「ゴールドメダル」を獲得する必要があるが、4つの条件はかなり厳しいものであった!

 2021年7月からPayPayで1.5%還元を受けるには、PayPay STEPの「ゴールドメダル」を獲得する必要がある。その条件は【1】PayPay支払い、【2】アカウント連携、【3】プレミアム会員、【4】対象サービス利用の4つだ。

 ひとつめはすでに紹介した「月30回+5万円利用」なのでさほど問題はないだろう。2つ目の「PayPayアカウントとYahoo!JAPAN ID連携」も簡単にクリアできる条件である。問題なのは残りの2つだ。

 まず、3つ目の「Yahoo!プレミアム会員登録」は月額508円を払うことで、Yahoo!関連の様々な特典が得られるサービス。具体的にはYahoo!ショッピングが3%オフになるほか、雑誌110誌が読み放題になったり、ヤフオクの出品手数料が無料になるなど、それなりのメリットがある。しかし、たった+0.5%のために毎月508円を支払うのは敷居が高いと言わざるを得ない。次に4つ目の「対象3サービス利用」は「PayPayモール(Yahoo!ショッピング)」「PayPayフリマ(ヤフオク)」「Yahoo!トラベル」「ebookjapan」「LOHACO」などから、3つのサービスを利用する必要がある。筆者がもっとも厳しいと感じたのはこの「対象3サービス利用」で、これまでPayPayだけで完結していたのに、いきなりよく分からないYahoo!のサービスを3つも利用しなければならなくなったことである。ほかの3つの条件はクリアできた筆者も、これには心が折れてしまったのだ……。

(Image:paypay.ne.jp)

写真左が「ゴールドメダル」獲得の4条件。その中でも、「対象3サービス利用」はかなり敷居が高いだろう(右写真)

ソフトバンク経済圏にどっぷりハマるしかない?!

 いかがだろうか? これまでPayPayで1.5%還元を受けてきたヘビーユーザーも、今回のPayPay STEPのリニューアルには戸惑っているに違いない。とくに「対象3サービス利用」は、今後、ネットサービスをすべてソフトバンク経済圏(ソフトバンク、ヤフー、PayPay)にオールインすることを意味するのだ。ソフトバンク経済圏については→こちらで詳しく解説しているが、楽天経済圏に比べるとポイントが2種類あるうえ、各サービスの名称が異なるため、とにかく分かりにくいのである。

 筆者はこれまでPayPayを使いまくってきたが、もっと手っ取り早く1.5%還元を受けられるスマホ決済サービスはほかにもあるし、Visa LINE Payクレジットカードのように2%還元されるクレカもある。ということで、筆者はこれを機にPayPay以外の決済サービスに乗り換えるつもりだ。なお、コンビニで得するクレカについては→こちらで確認してほしい。

(Image:pay.line.me)

こちらが何の苦労もなく2%還元を受けられる「Visa LINE Payクレジットカード」。苦労してPayPayで1.5%還元を獲得するのがバカバカしくなる……

●PayPay「PayPay STEP 2021.7.1 リニューアル」(公式)は→こちら
●Visa LINE Payクレジットカード(公式)は→こちら

文=藤原博文/編集・ライター

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