リーク情報の正誤がわかるのは1年半後

スマホのコネクタ規格論争はこれまでも頻繁に出てきていた
iPhoneのポートに関する動向は、EUが「電子機器の充電方法をUSB-Cに統一する」法案を検討するなど、これまでにも大きな動きが見られていた。EU向けのiPhoneのみUSB-Cにする、などという面倒な対策を取るわけにもいかず、EUでこの法案が成立すれば日本やアメリカなども含めた世界中のiPhoneでLightningケーブルをUSB-Cに置き換えなければならないことは確実だ。企業としては「法案が成立してから考えます」などと行き当たりばったりな態度も取れないため、成立前の段階からUSB-C搭載のプランを検討しているのかもしれない。
iPhoneがLightningケーブルからUSB-Cになるということは、前向きに考えれば「AndroidスマホユーザーがiPhoneに乗り換えやすくなる」というメリットがあるとも言えるだろう。Androidスマホで使っていたUSB-Cをそのまま利用でき、これまでのようにわざわざモバイルバッテリー用などのLightningケーブルを買い足す必要がないのだから。
しかしそんなことはアップルもわかっていたはずだ。これまで頑なに独自規格を貫いてきた理由は、もっと奥のほうにあるのかもしれない。「iPhoneにUSB-C実装」でその理由が明らかになるのだろうか。2023年モデルの発売が、今から気になってきてしまった。
引用元:【郭明錤 (Ming-Chi Kuo)(@mingchikuo)】
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