「キャッシュレス割り勘」25%が利用、利用率最多は“PayPay個別送金”と判明(ナビナビ調べ)

決済方法として利用率が高まっているキャッシュレス。さらに、割り勘をキャッシュレスで行う人を見かけることも増えたのではないだろうか。

今回ご紹介するのは、株式会社エイチームライフデザイン運営の「ナビナビ」による「キャッシュレス割り勘に関する意識調査」だ。全国の15歳以上の男女を対象に、2022年5月20日~21日の期間で645名から回答を得ている。

割り勘の方法はメインの決済手段と相互関係にあり

メインにしている決済手段は?

スマホ決済はまだまだ普及したとは言えない状況のようだ.。(画像:「ナビナビ」リリースより引用)

まず、「メインで利用している決済手段はなんですか?」という質問では、40.5%の「クレジットカード」が最多。そして「現金」36.3%、「スマホ決済」16.9%と続いた。「スマホ決済」は、クレジットカードや現金と比べると半分以下の結果となったのは、少し意外だったかも。

キャッシュレス割り勘したことある?

(画像:「ナビナビ」リリースより引用)

続いて「代表者(まとめて支払ってくれる人)に割り勘をした金額を渡す際、キャッシュレスを利用したことがありますか?」という質問では、25.4%の人が「はい」と回答。スマホ決済率が低かったことからすると、スマホ決済ユーザーの中では、キャッシュレス割り勘を利用したことがある人の割合は高いことが推察できる。

キャッシュレス割り勘した理由は?

(画像:「ナビナビ」リリースより引用)

また、「はい」と回答した人がキャッシュレス割り勘を利用した理由は、「支払いまでの流れをスムーズにしたかったから」が45.1%で最多。以降は「計算する手間を省きたかったから」33.5%、「メインの決済手段がキャッシュレス決済だから」11.6%と続いた。普段からキャッシュレス決済をしている人は小銭を持ち歩かないため、いざ割り勘となったときにも、キャッシュレス決済を選択するのが自然な流れと言えそうだ。

キャッシュレス割り勘しなかった理由は?

(画像:「ナビナビ」リリースより引用)

一方で、「割り勘でキャッシュレス決済を利用したことがない」という74.6%の人々は、なぜ、キャッシュレス割り勘を利用しないのだろうか。その理由で最も多かったのは「メインの決済手段が現金だったから」47.0%。そして「送金方法や支払い方法がよくわからなかったから」33.7%、「利用中のキャッシュレス決済が未対応だったから」9.6%と続いた。普段から現金を利用する人は、キャッシュレス決済そのものに苦手意識があるのかもしれない。

キャッシュレス割り勘をしたい相手は?

家族間で割り勘をする人も1割程度いることがわかった。(画像:「ナビナビ」リリースより引用)

続いての質問は「どういった相手に割り勘を希望しますか?(理想も含める)(複数回答)」だ。最も多かったのは「仲の良い同性の友達」で60.8%。そして「特に決まっていない」30.9%、「仲の良い異性の友達」20.3%、「先輩・上司」15.0%、「後輩・部下」13.3%、「家族」10.9&、「交際相手」7.9%と続いた。

実際どういった相手とキャッシュレス割り勘していますか?

(画像:「ナビナビ」リリースより引用)

また、「実際はどういった相手と割り勘をしていますか?(複数回答)」でも、同じく「仲の良い同性の友達」が最も多く、61.6%という結果に。以降は「特に決まっていない」27.9%、「仲の良い異性の友達」18.1%、「先輩・上司」13.5%、「後輩・部下」12.9%、「家族」9.6%、「交際相手」5.9%となり、希望や理想のときと同順位で同程度の割合という結果となった。

回答者のコメントを見てみると、「選択肢:仲の良い同性の友達 理由:友人に見栄を張っても仕方ないから(58歳/男性)」、「選択肢:仲の良い異性の友達 理由:本当はおごってほしい(24歳/女性)」や「選択肢:交際相手 理由:男性に出してもらいたい(37歳/女性)」など、キャッシュレスかそうでないかにかかわらず、男女間での割り勘のせめぎ合いのようなものがありそうだ。

他には「選択肢:仲の良い同性の友達 理由:私自身よりも若い友人が多く、キャスレス決済そのものになれている人が多いから。自ら好んでというよりも、ある意味で仕方ない(70歳/女性)」と、やむなくキャッシュレス決済を覚えるしかなかったという意見も寄せられた。

キャッシュレス割り勘している決済方法は?

やはり4,700万人の登録者をもつ、PayPayの送金/受取、PayPay「わりかん」が人気のようだ

キャッシュレス決済を利用している人に対して一番多い具体的な割り勘方法を聞いたところ、の「PayPayで個別に送金/受取」が34.1%で最も多かった。以降、「PayPayの『わりかん』」18.9%、「LINE Payの『割り勘』」13.4%、「楽天ペイの『セルフ』」9.1%、「ネットバンキングで口座振込」6.1%と続いた。スマホ決済の中で利用率が高いPayPayがトップ2を占める順当な結果となったものの、意外だったのは個別に送金/受取がトップということだ。

割り勘をする場合は、自分で計算する必要のない割り勘機能が便利なので、まだ利用したことのない方は一度使ってみてはいかがだろうか。

出典元:キャッシュレス割り勘に関する意識調査【ナビナビ

※サムネイル画像(Image:Worawee Meepian / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています

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