iPhone 14シリーズ、Appleロゴ入り偽スマホケースが販売中? なぜ

例年であれば9月に発表・発売が行われる、新型iPhoneについてのさまざまな情報が飛び交いはじめる時期が到来している。曰く「iPhone 14(仮称)」シリーズでは、「miniが廃止となりiPhone 14の大型機種『iPhone 14 Max(仮称)』が登場する」、「カメラ性能が大幅に進化する」、「価格がアップする」などの情報が世界中から漏れ聞こえてきている。

今回は、そのような中でも「さすがに気が早い」とツッコミを入れたくなる情報についてお伝えしていきたい。

中国でiPhone 14のカバーが製造される?

「Pro」系の機種はカメラ用の穴も大きくなっている

リサーチャーのMajin Bu(@MajinBuOfficial)氏は7月14日までに自身のTwitterを更新。iPhone 14用とみられる4色のシリコン製スマートフォンケースの画像を公開した。並んだ4種類のケースは、どれも店頭での販売時を思わせるプラスチックケースに入れられており、それぞれに「iPhone 14」「iPhone 14 Max」などの対応機種名が記載されている。さらに、ケース中心にはアップルのロゴも刻印されており、オフィシャルな製品の雰囲気を漂わせている。

このケースについて、Majin Bu氏は「amazing how the Chinese are always one step ahead(中国人が常に一歩先を行っていることに驚いています)」などのコメントをしており、このケースがiPhone 14用であること、これを作ったのが中国人であることを明かした。iPhoneの部品製造や組立に関わるメーカーの関係者で、iPhone 14の図面を見られる立場の人間が試作がてらに作ってみたのだろうか…?

未発表機種のケースが存在する理由は何が考えられる?

だが、多くのアップルファンが知っているように、アップルは発表イベントではじめて新型iPhoneをお披露目するのが通例だ。現在(2022年7月21日時点)は、まだ新型iPhoneに関する情報について何一つ公式発表は行われていない。4機種の詳細な形状はおろか、iPhone 14 Maxの登場もiPhone 14というシリーズ名すらも未確認の状態だ。また、発表まであと2カ月程度あるとすれば小さな仕様変更が入る可能性も考えられる。

そのような段階で作られたカバーとなると、使用時にどのような不便が発生するかわからないため、どれだけ新し物好きなアップルファンであっても、手を出すのは控えたほうがいいだろう。

iPhoneといえば、Androidスマホと比べてカバーのバリエーションが豊富なことも特長のひとつだ。そのためスマホカバーのメーカーも、ライバル製品よりも一日でも早く店頭に並べてユーザーに購入してもらうため、公式発表後すぐに製品を製造して、世界中に送りだすため試作を続けているのかもしれない。

そうした努力であれば称賛するのもやぶさかではないが、間違っても試作段階のものを大量生産してしまい世の中に流出してしまう、などのミスはやらかさないように注意してもらいたいものだ。

引用元:They have already made the clones of the iPhone 14 cases【Majin Bu(@MajinBuOfficial)】

※サムネイル画像(Image:「Majin Bu(@MajinBuOfficial)」Twitterより引用)

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