キャッシュレス決済利用率、50代が最多20代は最小と意外な結果に【アルファノート調べ】

アルファノート株式会社は2022年9月9日~10日、全国の20代~50代男女を対象に「キャッシュレス決済利用実態調査」を実施し、1,000名から回答を得た。キャッシュレス決済といえば、年配者よりも若者の方が使いこなしているようなイメージを受けるが、調査結果から見えたのは少し意外な結果だった。

日常でキャッシュレス決済を利用しているのは50代が最多

普段の買い物でキャッシュレス決済を利用している?

年代別比較は予想を裏切る意外な結果となった(「アルファノート株式会社」調べ)

まず「普段の買い物(オンライン含む)において、キャッシュレス決済を利用していますか?」という設問の結果からご紹介していこう。「よく利用している」は全体の45%と、半数に迫った。そして「利用している」「たまに利用している」を合わせると、日常的にキャッシュレス決済を利用している人は80%にも上り、広く普及していることが見てとれる。

そして意外だったのは年代別の結果である。20代から50代までで最もキャッシュレス決済を利用しているのは、最年長の50代だったのだ。50代で「よく利用している」と回答したのは120名を超えたが、20代では90名程度だった。

また逆に、50代でャッシュレス決済を「利用したことはない」と回答したのは20名程度と少なかったのに対し、20代では70名程度もいたのだ。そして、30代や40代の結果と比較しても、20代の利用率が最も低い結果となった。若者世代の方がキャッシュレス慣れしていそうなものだが、今回の調査では意外な結果となった。

日常で利用している具体的な決済サービス名は?

QRコード決済では、やはりPayPayが強い(「アルファノート株式会社」調べ)

「日常で利用している具体的なサービス名は?」という設問では、全体のトップはクレジットカード決済の「VISA」だった。しかしQRコード決済にしぼると、「PayPay」が最も多く、得票数もダントツ。それに続いたのは「楽天Pay」、「d払い」だった。

キャッシュレス決済が利用できず、困ったことがある場所は?

キャッシュレス決済できずに困った場所は「病院・薬局」が一番だった(「アルファノート株式会社」調べ)

続いて「キャッシュレス決済が利用できず、困ったことがある場所は?」の設問では、「病院・薬局」が最多で、全体の2割強を占める結果に。世の中ではキャッシュレス化が進んだが、医療機関ではまだまだ普及率が低いという実感を持つ人も多いのではないだろうか。

そして、それに続いたのは「飲食店」と「スーパーマーケット」だった。これらも、現金決済のみというポリシーを貫く店では、押し寄せるキャッシュレスの波も一切関係ないのかもしれない。

しかし、寄せられたコメントで目立ったのは「通勤定期の購入にQRコード決済が利用できるようにしてほしい」「賃貸マンションにクレジットカードが使えないのが不便」「地方都市に行った際に不便を感じたため、都市部以外でのキャッシュレス決済の普及率を上げてほしい」などの要望。やはり、総じて「キャッシュレスサービスの普及」を望む人が多いことが、今回のアルファノートによる調査で明らかとなった。

出典元:【キャッシュレス実態調査】キャッシュレス決済が利⽤できず困った場所は病院・薬局が2割強で最多【アルファノート株式会社

オトナライフ編集部
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