iPhone 14 ProとiPhone 15はどっちの機種が買いなのか実機で解説!<みずおじさん>

今回は人気機種iPhone 14 ProとiPhone 15を比較します。この2台は値段も近いですし「どっちが買いなのか?」と問われるとかなり迷ってしまいますよね。そこで、2台の実機を使ってカメラや基本性能、そして価格などを徹底的に比較してみます。また、どういった人がどちらを買うべきか? といったことも解説していますよ!

【1】外観の違いを比較!

今回紹介するのはiPhone 14 ProとiPhone 15になります。iPhone 14 Proは2022年9月16日発売で、iPhone 15は2023年9月22日発売ですから、ちょうど1年・一世代だけの差なんですね。

まず、全体的なデザインは正面から見て分かるように、両機種ともダイナミック・アイランド(Dynamic Island)が搭載されていて同じような感じになっています。

iPhone 14シリーズはProだけで標準モデルには無い機能ですが、iPhone 15シリーズではすべてのモデルに採用されています。

外観の違いを比較!1

両機種ともダイナミック・アイランドが搭載されていて、正面から見るとほとんど同じような感じに見えます(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

ただし、正面以外は結構違います。iPhone 14 Proは側面がステンレスになっていてカッコよく、高級感が凄いんですよね。これに対してiPhone 15はアルミニウムで少しポップな感じになっています。

外観の違いを比較!2

iPhone 14 Proは側面がステンレス製なので高級感が高いのが特徴。iPhone 15はアルミニウムを採用しており、少しポップな仕上がりです(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

また、背面はカメラ部分が違います。iPhone 14 Proはレンズが3つありますが、iPhone 15のは2つしかありません。これで、この2機種はカメラ性能がまったく違うことが分かると思います。

そして、背面は両モデルともガラスなのですが、iPhone 14 Proはテクスチャードマットガラス。iPhone 15はカラーインフューズドガラスになっており、どちらもあまり光沢はなくてマットな仕上がりになっています。

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iPhone 14 Proのカメラはレンズが3つありますがiPhone 15のは2つしかありません。また、iPhone 14 Proの背面はテクスチャードマットガラスなのに対し、iPhone 15はカラーインフューズドガラスになっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

生体認証については、どちらもホームボタンはなくて顔認証(Face ID)でロックを解除することになっています。

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どちらのモデルもホームボタンはなく、生体認証はFace IDによる顔認証でロックを解除することになっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

カラーバリエーションについてはiPhone 14 Pro が4色、iPhone 15が5色あります。Proモデルはやはり高級感のある落ち着いた大人の色が揃っていますね。

これに対し、iPhone 15はProモデルではなく標準モデルだということもあり、ポップな色合いのものが多くなっています。

外観の違いを比較!5

カラバリはiPhone 14 Pro が4色、iPhone 15が5色あります。Proモデルはやはり高級感のある落ち着いた大人の色ですが、iPhone 15の標準モデルはポップな色合いのものが揃っています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

【2】ストレージ容量の違いを比較

ストレージについてはiPhone 14 Proが128GB~1TBまで4種類選べますが、iPhone 15は128GB~512GBまで3種類が用意されています。

とはいえ、どちらも最低容量は128GBとなっているので、ほとんどの人は128GBをチョイスすれば問題ないかと思います。

もちろん、新しい3Dゲームをたくさんやりたい、あるいは動画をたくさん撮りたいということなら、256GB以上のモデルを検討してもいいでしょう。

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ストレージ容量はiPhone 14 Proが128GB~1TBまで4種類。iPhone 15は128GB~512GBまでの3種類が用意されています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

本体の大きさは両モデルともほとんど同じです。高さはiPhone 14 Proが147.5mm、iPhone 15は147.6mm なので0.1mmほどiPhone 15のほうが大きいのですが、これは手で触って分かるほどの差ではありません。

ただし、本体の重さはかなり違います。iPhone 14 Proは206gですが、iPhone 15は171gしかありません。その差は35gもありますので、これは手に持ったら一瞬で分かるほど違うと思います。

ストレージ容量の違いを比較2

両モデルと本体の大きさはほとんど同じですが、重さはiPhone 14 Proが206gなのに対し、iPhone 15は171gとかなり軽くなっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

【3】ディスプレイの性能を比較

ディスプレイに関しては両モデルとも6.1インチで、まったく同じサイズです。最大輝度もどちらも1,000ニト(HDR1,600ニト、屋外2,000ニト)と同じ性能になっています。

ですので、どちらを買っても真夏の日差しの下では、自動的に画面が明るくなって画面がきちんと見えます。

この機能は、今まではProモデルだけに採用されていたものですが、iPhone 15では標準モデルでも採用されています。

ディスプレイの性能を比較1

両モデルともディスプレイは6.1インチでまったく同じ。さらに最大輝度も1,000ニト(HDR1,600ニトピ、屋外2,000ニト)で、まったく同じ仕様になっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

ただし、リフレッシュレートだけは大きく違います。iPhone 14 Proは「120Hz(可変)」なのに対し、iPhone 15は「60Hz(固定)」となっているんですね。

これは、ゲームをやる人や、画面がヌルっと動いてくれたほうがいいと思っている人にとっては絶対に見逃せないポイントになります。

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リフレッシュレートはiPhone 14 Proが「120Hz」の“可変”なのに対し、iPhone 15は「60Hz」の“固定”となっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

リフレッシュレートをパラパラ漫画にたとえると、1秒間に120枚表示するのがiPhone 14 Pro。1秒間に60枚表示するのがiPhone 15ということになります。当然、表示枚数が多いほうが滑らかに動くのは分かりますよね。

また、可変と固定についてですが、iPhone 14 Proのほうは状況に応じて10Hz~120Hzの間で変動しますが、iPhone 15はどんな状況でも常に60Hz固定となっています。

たとえば、iPhone 14 Proなら何も触っていないときはおそらく10Hzで動いていますが、ゲームをやるときだけは120Hzまで上がるようになっているんです。

つまり、iPhone 14 Proのほうが状況に応じてリフレッシュレートが変わるので、バッテリーを多少は節約できるのです。

ただ、これに関してはバッテリーが節約できるというよりも、最大120Hzでゲームなどが滑らかに動くことが大きなメリットだと考えた方がいいでしょう。

あと、画面表示に関してはiPhone 14 Proが「常時表示」に対応するのに対し、iPhone 15のほうは非対応となっています。

これで実際に何が違うのかというと、ロックをかけた状態でiPhone 14 Proは画面が消えずに、ずっとついているんですね。

iPhone 15のほうはロックをかけると画面が真っ暗になってしまうので、やはりiPhone 14 Proのように時計が常に表示され、画面が薄っすらと見えているのは意外と便利ですよ。

ディスプレイの性能を比較3

iPhone 14 Proは「常時表示」に対応しますが、iPhone 15は非対応です。ロックをかけた状態でiPhone 14 Proは画面が消えずについていますが、iPhone 15は真っ暗になってしまいます(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

【4】充電コネクタを比較

充電に関してはどちらも「MagSafe(マグセーフ)」に対応しています。

ケーブルレスで簡単にiPhoneの充電ができますので、ぜひ使っていただきたい機能ですね。

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どちらのモデルもワイヤレス充電のMagSafe(マグセーフ)に対応しています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

ただし、充電コネクタは大きく変わっています。iPhone 14 ProはApple独自規格のLightnig(ライトニング)が使われていますが、iPhone 15は汎用性の高いUSB-Cに変わっているのです。

充電コネクタを比較2

充電コネクタはiPhone 14 ProがApple独自規格のLightnigなのに対し、iPhone 15は汎用性の高いUSB-Cが採用されています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

USB-Cはオープンな規格なので、Apple公式アクセサリー以外のデバイスも使えるのがうれしいところです。

たとえば、iPhone 15ではUSB-Cケーブルで外部ディスプレイに画面を映し出すことも可能となっています。Lightningだと、Apple純正の変換器を使う必要があるので、ここは大きな利点でしょう。

もちろん、ゲームや動画などもiPhoneにUSB-Cケーブルを挿しただけですぐに映ります。これ、結構凄いことですよね。

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iPhone 15は、USB-Cケーブルで外部ディスプレイに直接iPhoneの画面を映し出すことも可能となっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

【5】カメラ性能を比較

続いて背面カメラですが、これはiPhone 14 ProもiPhone 15も画素数は最大48MP(4,800万画素)で同じになっています。

カメラ性能を比較1

背面カメラはどちらのモデルも、画素数が最大48MP(4,800万画素)となっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

ただし、iPhone 14 Proのほうは3つのレンズがあり、iPhone 15のほうは2つのレンズしかありません。

これでどんな違いが出るかというと、まず、iPhone 14 Proのほうは光学3倍ズームが可能なんですね。

これは望遠レンズなので、iPhone 14 Proのほうがより遠くまで美しく撮影できるということになります。

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iPhone 14 Proのカメラを開くと「3」という数字が表示されますが、これは光学3倍ズームが可能という意味です(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

たとえば、同じ場所から3倍ズームと2倍ズームで撮った写真を比較してみましょう。同じ位置から撮って、iPhone 15はやや遠い感じですが、iPhone 14 Proならかなり近くまで寄れていることが分かると思います。

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実際に撮影してみると、3倍ズームに対応するiPhone 14 Proのほうが、離れた場所からでも桜をアップで美しく撮影できます(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

さらに、iPhone 14 Proにある花のマークは「マクロ」撮影モードになっています。こちらは、iPhone 15には無い機能で、たとえば、植物にグッと近づいて撮影することもできるんです。

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iPhone 14 Proのカメラアプリでは「花」マークが表示されますが、これは「マクロ」撮影モードです(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

実際にiPhone 14 ProとiPhone 15で花を接写してみましょう。マクロ撮影モードに対応するiPhone 14 Proなら、花まで2cmくらいのところまで近づいて撮れます。

しかし、iPhone 15にはマクロ機能がありませんので、花に近づくとピンとが合わずボヤけてしまいます。

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写真左がiPhone 14 Proのマクロ撮影モードです。被写体にグッと近づいて美しく撮影することが可能です。写真右のiPhone 15でここまで近づくと、もはやピントが合いません(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

そして、もうひとつ違うのが「ポートレートモード」のときに、iPhone 14 Proだけ左上に「ナイトモード」が表示されます。こちらも、iPhone 15には無い機能となります。

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「ポートレートモード」のときに、iPhone 14 Proだけ左上に「ナイトモード」が表示されます。これはiPhone 15に無い機能です(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

実際に、ナイトモードのポートレート撮影を比較してみましょう。iPhone 15には搭載されていないモードですので、「もっと明るくないと撮れません」という注意が表示されています。

しかし、iPhone 14 Proなら、まったく明かりがない暗い場所でもしっかりピントが合っていて、美しいポートレート写真が撮れます。これは結構凄いことですよ。

カメラ性能を比較7

iPhone 15は暗い場所でポートレート撮影を行おうとしても、「もっと明るくないと撮れません」と表示されますが、iPhone 14 Proのほうはしっかりポートレート写真が撮れます(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

というわけで、iPhoneで写真をたくさん撮る人なら、もう絶対にiPhone 14 Proということになると思います。

ちなみに、フロントカメラ(自撮りカメラ)のほうは、両モデルとも12MP(1,200万画素)と同じですし、ナイトモードにも対応しています。

たとえば、自撮りで夜景をバックに写真を取りたいときなどは、どちらの機種でも美しい写真が撮れますよ。

そして最後に、気になるiPhoneの処理性能なのですが、これは両モデルとも同じ「A16 Bionic」というチップが採用されています。

一応、「GeekBench(ギークベンチ)」というベンチマークアプリで性能を検証してみましょう。

数字が大きければ大きいほど処理性能が高いんですが、どちらも同じチップを搭載しているので、当然のことながら結果はほとんど同じ数値でした。

というわけで、処理性能についてはどちらのモデルも、ほとんど同じなので気にする必要はありません。

カメラ性能を比較8

ベンチマークアプリ「GeekBench(ギークベンチ)」でテストしてみましたが、どちらもA16 Bionicチップを搭載しているので、数値も変わりなく処理性能は互角です(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

【6】バッテリーの持ちを比較

バッテリーについては、まずiPhone 14 Proのほうは、Apple公式の最大ビデオ再生時間が23時間。iPhone 15のほうは20時間となっています。

この数値を見る限りiPhone 14 Proのほうがバッテリーが持つ感じがするんですが、必ずしもそうではありません。

連続オーディオ再生時間については、iPhone 14 Proが75時間なのに対し、iPhone 15は80時間と結構違うんですね。

バッテリーの持ちを比較1

最大ビデオ再生時間はiPhone 14 Proのほうが上ですが、連続オーディオ再生時間については、iPhone 14 Proが75時間なのに対しiPhone 15は80時間です(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

このように、画面を使う処理ならiPhone 14 Proのほうが少し長く持ちますが、オーディオ再生のようにまったく画面を使わない処理なら、iPhone 15のほうが5時間ほど長く持つんですね。

実際のバッテリー容量はiPhone 14 Proが3,200mAhなのに対し、iPhone 15は3,349mAhと少し多くなっています。

バッテリーの持ちを比較2

バッテリー容量は、iPhone 14 Proが3,200mAhなのに対し、iPhone 15は3,349mAhと少し多くなっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

これはどういうことかと言うと、iPhone 14 Proは可変リフレッシュレートになっているので、ビデオ再生時、動画によっては60Hz以下になっていた可能性があります。

一方のiPhone 15は60Hz固定リフレッシュレートですので、どんな動画でも一定のリフレッシュレートで再生することになるんですね。

つまり、iPhone 14 Proのほうが低いリフレッシュレートで動画を再生できて省エネとなり、その結果、再生時間が少し伸びたと考えられるわけです。

とはいえ、私はこれまで実際にたくさんバッテリーテストを行ってきましたが、その結果でも連続動画再生時間はiPhone 14 ProのほうがiPhone 15に負けていますし、実感としても iPhone 15の方がバッテリーが長持ちします。

皆さんも、iPhoneのバッテリーの持ち時間は、最大ビデオ再生時間だけでなく連続オーディオ再生時間も少し気にしてみてください。

【7】LiDARスキャナの有無

iPhone 14 Proには「LiDAR(ライダー)スキャナ」機能が搭載されています。これはiPhone 15の標準モデルには無い機能です。

このLiDARスキャナは車の自動運転などにも使われている高度な技術なのですが、iPhoneから物までの距離をかなり正確に測れます。

たとえば、引っ越し先のアパートの部屋をスキャンして広さを知るとか、フィギュアを完全に3Dスキャンして3Dオブジェクトとして保存するといったことが可能です。

LiDARスキャナの有無1

iPhone 14 Proには「LiDARスキャナ」機能が搭載されており、フィギュアを完全に3Dスキャンして3Dオブジェクトとして保存するといったことが可能です(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

今までは1枚の平面写真だったものが、LiDARスキャナを使えば、本当に3Dオブジェクトとして保存できるため、あとで、フィギュアの後ろ姿を見たり、斜めから見たり下から見たりすることもできんですね。

LiDARスキャナには未来がありますので、このような最新機能を使ってみたいなら、iPhoneのなかでもProモデルをチョイスしてください。

LiDARスキャナの有無2

iPhone 14 Proの画面に2体のフィギュアが映っていますが、どちらが3Dスキャンしたオブジェクトか分かりますか? Proモデルなら、このような未来的な機能も使えます(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

【8】iPhone 14 ProとiPhone 15の価格を比較

ここまで、iPhone 14 ProとiPhone 15の機能を比較してきましたので、ここでは両モデルの価格を確認していきましょう。

iPhone 15はApple Storeでの新品販売価格ですが、iPhone 14 ProはすでにApple Storeでは売られていませんので、中古の相場価格になっています。

まず確認したいのが、同じストレージ容量のモデルの価格差です。128GBモデルで1万5,200円、256GBモデルで2万200円、512GBモデルではたった200円しか違いません。

やはり、人気は価格が安い128GBモデルに集中しているようです。ですので、256GBモデル、512GBモデルと容量が上がるにつれて価格の上昇幅が少なくなっています。

もちろん、中古との比較なので実際にはもっと価格差が開いたり縮まったりする場合もありますが、とくに512GBモデルはほとんど価格差がありません。

iPhone 14 ProとiPhone 15の価格を比較1

同じストレージ容量のモデルの価格差を確認しましょう。128GBモデルでは1万5,200円、256GBモデルは2万200円、512GBモデルではたった200円しか違いません(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

性能を再確認してみると、両モデルはチップも画面サイズもまったく同じですが、カメラ性能で比較すると、iPhone 14 Proは3倍ズームやマクロ撮影モードにも対応しています。

また、iPhone 14 Proは画面のリフレッシュレートも120Hz(可変)ですので、ヌルっと滑らかな動きです。さらに画面の常時表示にも対応します。

ただし、バッテリー容量に関してはiPhone 14 Proのほうが少し弱いでしょう。

というわけで、全体的にiPhone 14 Proのほうが性能が高いわけですが、両モデルの価格差はさほど大きくはありませんので、性能で選ぶのもアリだと思います。

iPhone 14 ProとiPhone 15の性能を比較

両モデルはチップ性能も画面サイズもまったく同じですが、カメラ性能はiPhone 14 Proが3倍ズームやマクロ撮影にも対応。また、画面のリフレッシュレートも120Hz(可変)対応となっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

【9】どんな人がどっちのモデルを買うべきか?

ここまでの説明で、iPhone 14 ProとiPhone 15の価格差は、さほど大きくないことが分かっていただけたと思います。

それを踏まえたうえで「どちらを買うべきか?」ということになるんですが、まずは、iPhone 14 Proを買うべき人の条件を確認してみましょう。

これはもう、ディスプレイの常時表示や120Hz対応のヌルっとした動き。また、圧倒的なカメラの性能(3倍ズームやマクロ撮影)やLiDARスキャナなどの最新機能に、ひとつでも惹かれるものがあるかどうかです。

これらの機能はiPhone 15には無いものばかりなので、それに1万5,000円~2万円の価値があると感じるなら、iPhone 14 Proを買ってもいいでしょう。

どんな人がどっちのモデルを買うべきか?1

iPhone 14 Proだけが持つ機能に魅力を感じ、それに1万5,000円~2万円の価値があると感じるかどうかがポイントです(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

ただし、これは“iPhone 14 Proの中古がかなり安く買えるなら”というのが条件になります。新品同様でかなり高価になってしまうなら、やはり最新のiPhone 15 Proを買った方がいいでしょう。

一方、iPhone 15を買うべき人は、もうまったく逆です。iPhone 14 Proならではの機能に興味がない、あるいはUSB-Cで外部モニターに画面を表示したり、外付けSSDなども簡単に接続できることのほうに魅力を感じる人ですね。

iPhone 15の標準モデルは、iPhone 15 Plusも含めてかなりコスパが高くなっています。これを買って文句をつける人はそういないでしょう。

私のオススメはやっぱりiPhone 15になります。もちろん、iPhone 14 Proならではの機能も魅力的なのですが、それに1万5,000円~2万円を払うのは正直言って厳しいかなと思っています。

まとめ

いかがでしたか? iPhone 14 ProとiPhone 15はどちらも本当に優秀なモデルですので、どちらを買ってもあまり損はしないと思います。

今回紹介した機能を確認して、それに差額分の価値があるか? というところで考えると、だいたいの答えが出てくると思いますよ。

こちらのチャンネルでも解説しています。

みずおじさん/YouTuber
20年のシステムエンジニアの経験を活かし、iPhoneを中心にiPadやMacなどの幅広いAppleデバイスに関するお役立ち情報を配信しているYouTuber。
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