「Gmailとは違う第二の選択肢」として2014年にGoogleから登場した「inbox(インボックス)」。しかし、2019年4月にその歴史に終わりを告げました。では、inboxとGmailにはどのような違いがあり、Gmailにはどのような機能が統合されたのでしょうか? おさえておきたいポイントをまとめました。
inboxからGmailに統合された機能
(Image:Tero Vesalainen / Shutterstock.com)
Inboxで人気を博した以下の機能はGmailに統合されています。
(1)メールのスヌーズ
メール版のスヌーズ(アラーム)設定です。指定した日時にメールを表示してくれる機能で、「この日に返信する」「この日はこのメールの内容がある」といったときなどに役立ちます。
(2)フォローアップ(自動での提案)
メールボックスの中に返信していないメールがある場合など、「返信しますか?」などの提案を自動でしてくれる機能です。例えば、うっかり返信を忘れていても、この機能があるので一安心。
(3)カーソル操作
受診したメールにカーソルを合わせるだけで、開封しなくても既読にしたり、保存したりといった操作がおこなえる機能です。
(4)スマートリプライ
メールの内容を基づき、自動で返信内容を提案してくれる機能です。」
このように、inboxで人気だった役立つ主な機能はGmailへ統合されているため、統合後に困ることはほとんどないでしょう。
inboxと似ているが少し違うGmailの機能
一方、inboxにも似たような機能があったものの、完全にGmailへと統合されているわけではないものもあります。ただ、内容としてはほぼ一緒のため、inboxを使っていたときのようにGmailも使えるはずです。
(1)メールの固定
「スターマーク」をつけと、後からメールを検索するのが簡単になります。
(2)カテゴリ
ラベルもしくはフィルったを使用すると、メールを分類、カテゴリ分けすることができます。
(3)リマインダー
GoogleアシスタントやGoogle Keepを使えば、リマインダーの設定もできます。
Gmailとinbox、使い勝手は多少違うものの機能についてはほぼ統合されているため問題なし
(Image:BigTunaOnline / Shutterstock.com)
結論として、inboxにあった主な機能はGmailへ統合されているため、機能的にはほぼ問題はないでしょう。ただ、表示画面をはじめとした使い勝手には違和感のある方もいるかと。
なお、Gmailにはここで紹介した機能以外にも、
・受信トレイの表示間隔を調節する
・画面上のアイコンを表示もしくは非表示にする
・カレンダー、To Doリストなどと連携させる
・メールと添付ファイルを情報保護モードで送信する
などの機能があります。