近年、物価が高くなりつつある中、「携帯代だけはおさえていきたい。」と思う人も多いだろう。そんな中、「格安スマホ」に関するインターネット調査「8回目」を伊藤忠グループのリサーチ会社、マイボイスコム株式会社が2022年3月1日~5日に実施。10,100件の回答が集まった。
その結果、格安スマホ・格安SIM利用者は3割強、利用意向者は4割弱と、利用者・意向者ともに増加傾向にあることが判明。今回は、その調査結果の内容についてお伝えしていきたい。
格安スマホ利用者は3割強!
格安スマホ・格安SIMカード利用状況をたずねる質問では、「スマートフォン端末(本体)と格安SIMカードを一緒に新しく購入」は18.1%となり最も多くなった。さらに「格安SIMカードを購入し、所有スマートフォンのSIMカードを差し替える」は6.4%、「SIMカード購入・別でSIMフリースマホ購入」が4.9%など、何らかのかたちで格安スマホ・格安SIMを利用するユーザーは全体の30%を超える結果に。過去調査と比べて増加傾向であることがわかった。
また、格安スマホ利用者のうち最も多くの回答者が使っていたのは「ワイモバイル(Y!mobile)」で21.6%だった。続いて「UQモバイル」が14.2%、「OCN モバイル ONE」が7.4%、「マイネオ(mineo)」が5.7%となっている。ソフトバンクとauのサブブランドが1・2となり、「キャリアのサブブランド」という安心感や、テレビCMで頻繁に見かける知名度の高さの強さを感じる結果と言えそうだ。
格安スマホサービス選定時の重視点、1位はやっぱり「月額利用料金」!
格安スマホの未利用者のうち「利用したい」が25.6%、「まあ利用したい」13.6%と、およそ4割が利用意向を持つことも判明。こちらも調査を重ねるごとに増加してきている。とくに10・20代では5割強だったといい、過半数を占める人気ぶりだ。若年層のほうが格安スマホに好意的な印象を持っているようだ。
また、「格安スマホサービス選定時の重視点」の質問では3位となったのは「データ通信容量」で39.8%が回答。4位「通信速度の速さ」(39.6%)をわずかに抑えてトップ3入りを果たした。そして2位には53.8%が挙げた「通信の安定性」がランクイン。3位を大きく上回るとともに、前回調査から7.1ポイントアップするなど過去の調査からも大きく伸びた。
そして1位に選ばれたのは「月額利用料金」で85.2%だ。“格安”と言っている時点で価格が一番のストロングポイントであることは間違いないのだが圧倒的な支持を集めた。
他に気になるのは、前述した2位の「通信の安定性」や「電話番号が引き継げる」(6位・31.4%)が、今回の調査で大きく支持を伸ばした点だろうか。大きな変化が起きたのはもしかすると、これからサービス終了が相次いでいく3Gのガラケーユーザーなど、これまで格安スマホを意識していなかった層が、乗換えを検討するようになったからなのかもしれない。
出典元:格安スマホに関するアンケート調査(第8回)【マイボイスコム】
※サムネイル画像は(Image:各公式サイトより引用)