楽天モバイルは、新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」を記念した先行特典として、2022年6月1日より「Rakuten UN-LIMIT ご契約者様限定!楽天市場でのお買い物がポイント最大+2倍」キャンペーンを開始した。このキャンペーンで楽天モバイルユーザーはポイントが最大6倍となるが、楽天市場では「5」と「0」のつく日は+2倍されるため最大8倍になる。そこで今回は、このキャンペーンが楽天モバイルの引き留め策としてどのくらい有効なのか検証してみたいと思う。
楽天モバイル引き留め策「楽天市場」で+6倍キャンペーンって何?
従来の月1GBまで0円プランを廃止して、2022年7月から新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」を提供する楽天モバイル。
この新プラン提供の先行特典として、楽天モバイルユーザーなら、楽天市場でのポイントが最大+2倍される「Rakuten UN-LIMIT ご契約者様限定!楽天市場でのお買い物がポイント最大+2倍」キャンペーンを2022年6月1日より開始した。
楽天モバイルの0円廃止についてはこちらの記事で詳しく解説しているが、これまで0円運用していた人は、解約したり他社に乗り換える人が続出しているようだ。
もちろん、楽天モバイルに留まっている人も多く、今回のキャンペーンは楽天モバイルの引き留め策として投入されたと見られている。
というわけで、今後楽天モバイルをどうしようか悩んでいる人も多いと思うので、今回はこのキャンペーンが楽天モバイルの引き留め策として、どこまで有効なのか詳しく解説しよう。
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楽天市場でのポイントが+6倍ってどういうこと?
2022年6月1日より始まった「Rakuten UN-LIMIT ご契約者様限定!楽天市場でのお買い物がポイント最大+2倍」キャンペーンとは、いったいどのようなものなのか?
そもそも、楽天モバイル&楽天カードユーザーは、楽天市場における「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」の特典で、通常の買い物で+1倍、楽天モバイル利用で+1倍、楽天カード通常分で+1倍、楽天カード特典分で+1倍となるため+4倍されていた。
しかし、今回のキャンペーンでは、楽天モバイルユーザーなら誰でも+1倍。楽天会員ランクがダイヤモンド会員ならさらに+1倍となり、最大+2倍が加算されることになる。
つまり、従来の+4倍に加え最大+2倍が上乗せされるので、楽天市場でもらえるポイントが+6倍になるというわけだ。
なお、このキャンペーンは毎月実施され、特典を得るにはエントリーが必要になることは注意してほしい。また、キャンペーンの終了日は未定となっている。
楽天モバイルの新プランでは月3Gまでは月額1,078円を支払うことになる。そこで気になるのが、今回の「Rakuten UN-LIMIT ご契約者様限定!楽天市場でのお買い物がポイント最大+2倍」キャンペーンで、どの程度1,078円の出費をカバーできるのか? ということだろう。
仮にダイヤモンド会員だったとして、ポイント+2倍(2%)で1,078ptを得るためには、楽天市場で毎月5万3,900円の買い物をする必要がある。楽天経済圏にオールインしている人なら十分クリアできるだろうが、そうでない人にとっては、少し厳しい条件になる。
また、このキャンペーンで獲得できるポイントの上限はダイヤモンド会員で2,000ptまでとなっている点にも注意が必要だ。
とはいえ、これまでもSPUで楽天モバイルユーザーは+1倍されていたので、楽天モバイルを解約することでこのキャンペーン特典と合わせて「-3倍」になると考えることもできる。
また、楽天市場では、毎月「5」と「0」のつく日は+2倍されるため、今回のキャンペーンと合わせて最大8倍になるのも無視できないだろう。
つまり、楽天経済圏にどっぷり浸かっており、毎月5~6万円は楽天サービスに支払っているなら、楽天モバイルは維持したほうがいい。
逆に、楽天市場や楽天のサービスをあまり利用しておらず、0円運用してきた人なら、このキャンペーンをさほど気にする必要はないのである。
●楽天市場「毎月5と0のつく日は楽天カード利用でポイント5倍」は→こちら
まとめ
いかがだろうか? 楽天モバイルの0円プラン終了はかなりインパクトがあったようで、実際、0円運用していた筆者は、さほど楽天市場を利用していないし、とっととpovo2.0に乗り換えてしまった。
しかし、楽天経済圏にオールインしている人にとってはSPUでのポイント倍率を手軽に上げる手段として、楽天モバイルは欠かせないものになっている。
とくに、楽天モバイルでは専用アプリ使用による無制限無料通話が可能なので、データ通信料が月3GBまでなら月額1,078円で通話し放題が契約できると考えることもできる。
もし、スマホでデュアルSIM運用できる環境があれば、サブ回線として楽天モバイルを使い続けるという選択肢もあることは覚えておきたい。
povo2.0と楽天モバイルのデュアルSIM運用についてはこちらの記事が参考になるだろう。
※サムネイル画像は(Image:(画像は「楽天モバイル」公式サイトより転載)