2022年9月頃に一般ユーザーへの正式リリースが行われるとみられている「iOS 16」および「iPadOS 16」のベータ版が発表された。アップル自ら「過去最高のアップデート」と強調するロック画面のカスタマイズなど、注目の新機能のまとめをお伝えしていきたい。もしかすると「こんな機能がほしかったんだ!」というものにも巡りあえるかもしれない。
iOS 16、ロック画面に「過去最高のアップデート」
まずはiOS 16の内容を見ていこう。アップデートに対応する機種は「iPhone 8」以降のモデルだ。
さまざまな情報が集まるロック画面は、カスタマイズの幅がぐっと広がるようだ。複数のロック画面が追加できるほか、天気情報やバッテリー残量、アラームなどの情報は画面下部にApple Watchを思わせるコンパクトな表示で集まり一覧性が高まっている。さらに、新機能の「ライブアクティビティ」によって、スポーツの途中経過やデリバリーサービスの配送状況なども、ロック画面下で確認できるようになる。また「集中モード」とロック画面を連動させ、使用中はロック画面に関連したウィジェットを集めることも可能だ。
細かな“不便”を解消してくれそうなのは、iPhoneを横向きにしているときでもFace IDによる顔認証ができる点だ。各種アプリのロック解除時にも使うことができ、小さなストレスを減らせそうである。
そのほかにも、メッセージの編集・取り消しが可能になった点、FaceTimeでの通話を途切れさせることなく複数デバイスで引き継げる点、動画のテキスト認識機能の日本語対応、写真の背景から対象物の抜き出す編集機能の向上などが注目されている。
ステージマネージャ機能で、iPadの使い勝手がPC化?
iPadOS 16に対応する機種は、「iPad」と「iPad mini」が第5世代以降、iPad Airが第3世代以降、iPad Proはすべてのモデルとなっている。
まず、挙げられるのが「ステージマネージャ」機能だ。アプリのウインドウサイズを変えたり、複数のウインドウを重ねて表示するという従来のパソコンのような使い方ができる。また、新たに外部ディスプレイへの接続できるようになった点も大きい。iPadと外部ディスプレイで異なるアプリを利用し、デュアルモニターのような使い方が可能になる。
「リファレンスモード」は映像や写真、絵などさまざまな色表現を行なう人のための新機能だ。Appleシリコンを搭載したMacが必要になるが、リファレンスモニターとしてデジタル表現される色を正確に確認することができる、クリエイター必携の機能と言える。
ほかにも純正の「天気」アプリを大画面で利用できるようになる点、ホワイトボードのように自由な「新しい共同作業アプリ(Freeform)」のリリースなどがiPadOS 16の新機能として挙げられている。
iPhoneもiPadも新たなOSの登場で、さらに使い勝手がよくなることは間違いない。さらに自由度を増したアップル製品を使いこなして、日々の生活を充実させていきたい。
参照元:【(MacRumors)youtubeより引用】
参照元:【(9to5Mac)youtubeより引用】
※サムネイル画像(Image:nikkimeel / Shutterstock.com)