今やスマートフォンは、日常とは切っても切り離せないものとなっており、個人情報の塊と言えるほどさまざまな情報が満載で、何かあった時になくてはならない、必ず所持しておきたい、言わば、武士にとっての“刀”のようなものではないだろうか。
そのようなスマホが通信できなくなってしまったら…。“刀”が折れてしまったら、現代人は詰んだ状態になるに違いない。では、そのような状況に陥ってしまったとき、私たちはどのように対応すればよいのだろうか? 公表されたアンケートからひも解いていこう。
4人に3人がスマホ通信障害の経験者
株式会社アイコム総研は、7月2日に発生し63時間にも及んだauの通信障害で影響を受けたユーザーや、過去に他の携帯会社キャリアなどで通信障害の影響を受けたユーザー250人に緊急アンケートを実施した。
結果、「ここ最近も含め、過去に通信障害によって影響を受けたことがある」と答えたのは、250人のうち75%をも占める、189人となった。では、その189人はそのような状況で、どのような対応をしたのだろうか?
通信障害に陥った際の対応で最も多かったのは、「無料Wi-Fiのつながるスポットへ行く」との回答となった。また、2位「復旧するまでニュースで情報を得ながら待機」、3位「自宅のWi-Fiなどで対応」といった対応をしていたユーザーも多かったようだ。
通信手段を得るために無料Wi-Fiを求めに行く、通信ができなくなって不安にかられ、外界と遮断されている感が押し寄せたときに恵みをもたらせてくれる無料Wi-Fiスポットは、もはや“現代のオアシス”と呼ぶに値するだろう。
今後は2回線持ちが主流になる?
同アンケートでは、「今後長時間の通信障害があるリスクを踏まえて、複数の携帯キャリアを契約しておくことは検討しているか」といった質問もしている。
結果、「もう1回線、別のキャリアを持つことを検討している」と答えたのは、250人のうち約35%にあたる、88人となった。もう1回線ほしいと考えているのは、やはり今回のauの63時間に及ぶ大規模通信障害の影響が大きいだろう。
今までは2回線契約なんてあまり考える人も少なかったかもしれないが、今回7月2日起きたauの大規模通信障害で注目を集めるようになった「デュアルSIM」。
簡単に説明すると、1台のスマホでドコモ回線とau回線などを持つことができる。今後はこの「デュアルSIM」での二刀流が当たり前になるかもしれない。
「デュアルSIM」についてはこちらで詳しく解説しているので参考して欲しい。
出典元:【緊急アンケート】携帯電話の通信障害の影響を受けた人へアンケートを実施!【ドコモJAPAN】
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