毎年秋の恒例行事と言っても過言ではない、アップルによる新作iPhoneの発売イベント。このイベントを心待ちにしているiPhoneファンで毎年盛り上がっていたが、今年はどうやら雲行きが怪しいようだ。
以前、「iPhone 14(仮称)」の購入意欲に関する調査をこちらで紹介した。
今回は、iPhoneユーザーとAndroidスマホユーザーに分けて行われた、iPhone 14の購入意欲に対する調査結果を見ていこう。
現iPhoneユーザーの買い替え検討者は?
アメリカのSellCell社は、iPhoneユーザーとAndroidスマホユーザー、それぞれ9,793人に「iPhone 14を購入するかどうか」の意識調査を実施した。
現iPhoneユーザーへの調査では、iPhone 14に購入意欲を示したのは14.1%だった。昨年の同時期に行った「iPhone 13」シリーズへの購入意欲の調査では、購入を検討する人の割合は43.7%だったので、昨年と比べて大きく下がったことが見て取れる。
この結果を受けて、いかがだろうか?筆者は現iPhoneユーザーだが、残りの85.1%の回答者と同じで、iPhone 14を購入しようとは思っていない。理由はシンプルで、高額だからだ。毎年新型iPhoneの情報を見て、どんどん上がるスペックに感心しているのだが、その値段には驚きを隠せないでいる。新機能を使ってみたい気持ちは山々なのだが、正直スマホに10万円以上の金額をかける気にはなれない。ユーザーの中にも同じように考える人は多いのではないだろうか。また、特別高機能なスマホを求めていないという人もいるだろう。
それでは続いて現Androidスマホユーザーの調査結果に移ろう。
現Androidスマホユーザーに同様の調査を行ったところ、13.2%の人がiPhone 14に購入意欲を見せた。この結果についても、昨年の同時期に行った調査と比べると低下しているようだ。昨年iPhone 13の購入を検討していた人は18.3%、一昨年「iPhone 12」シリーズの購入を検討していたのは33%だったそう。AndroidスマホユーザーのiPhone購入意欲が低下し始めたのは3年前からだそうで、関心がどんどん薄れていっているのが分かる。
また、「アメリカでは新型コロナウイルスの影響で、iPhone 13の供給が遅れたことも原因の一つではないか」とSellCell社は予想しているそう。中には今年に入ってからようやくiPhone 13をゲットできた人もいるようで、そういった人たちにとって買い替えはまだ早いのではないかということだ。
これは筆者の個人的な感想だが、供給が遅れたという部分もあるのかもしれないが、次の節目はLightning端子からUSB-Cに切り替わると予想されるiPhone 15。この時ばかりは歴史が変わるくらいの盛り上がりを見せると予想している。
引用元:【SellCell】
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