「格安SIM」人気ランキング、2位UQモバイルを上回る1位は?【ドミニオン調べ】

ここ数年で携帯電話のプラン料金が大幅な変化を見せていることは、多くの人が実感していることだろう。3大キャリアのサブブランドがメインブランドに追いつけ追い越せという勢いでユーザーを獲得し、楽天モバイルが斬新な従量制プランを導入。さらに、その後も“新プラン”のスタートなどで一気に携帯電話のプランの選択肢が増えた。

今回は、その中で“格安SIM”に属するプランのユーザーシェアについてお伝えしていきたい。はたして、どこが人気となっているのだろうか。

利用している格安SIM、最多は「楽天モバイル」!

楽天モバイルとサブキャリアで50%以上となった(「株式会社ドミニオン」調べ)

株式会社ドミニオンは2022年7月、直近で格安SIMを利用していた・利用しているユーザー394名に対し「格安SIMの利用状況・満足度に関するアンケート調査」を実施した。ここでの格安SIMは「楽天モバイル」や「UQモバイル」「ワイモバイル」などのサブブランド、「ahamo」「povo2.0」「LINEMO」といったいわゆる“新プラン”、さらに「OCNモバイルONE」「IIJmio」「mineo」なども含まれている。

「利用している格安SIM」で最も多くのユーザーが利用していたのは「楽天モバイル」で、全体の26%を占めることとなった。“0円廃止”実施後の調査となったが、抜けたトップの座を維持することには成功したようだ。今後“実質無料期間”が終了する段階で、新たにどれだけの離脱者が出てくるかは未知数だ。

実質無料期間が終わるとどうなるのか注目だ(画像は「楽天モバイル」公式サイトより引用)

そして2位には、19%の「UQモバイル」、3位は13%の「ワイモバイル」と3大キャリアのサブブランドが順当にランクインしている。3大キャリアのサブは知名度も信用度も高いということだろう。

一方で、2021年に話題をさらった“新プラン”は、「ahamo」が4位タイの5%で「mineo」「OCN モバイル ONE」と並ぶのがやっとだ。「povo2.0」は4%で「IIJmio」と同率の7位タイ、「LINEMO」は3%で「BIGLOBEモバイル」と並ぶ9位タイという結果に終わっている。どこも奮わない結果となってしまった。

しかし、povoといえば、楽天モバイルの“0円廃止”で加入先の一番手といった人気ぶりも見せている。楽天モバイルの発表直後には、povoでの本人確認作業がパンクしてしまうほどの、申込みが殺到していたことは記憶に新しい。また、LINEMOもミニプランで最大半年間の“実質無料”を打ち出してユーザーを取り込んでいる。ahamoも100GB使える「ahamo大盛り」を打ち出してきたばかりだ。これからどこまでユーザーの支持を伸ばせるかにも注目が集まっている。

格安SIMユーザーのうち不満があるのは15%程度となった(「株式会社ドミニオン」調べ)

加えて同調査では、ユーザーの「格安SIMの利用満足度」が「とても満足している」23%、「満足している」62%と、85%もの回答者が満足していることも判明している。「格安SIMだからといって、何一つ不自由を感じません」といったコメントも寄せられており、ユーザーの利用具合に合わせたプラン選択さえできれば、3大キャリアでなくても十分、と感じる人が増えているということだろう。

今後、格安SIMの魅力を知ったユーザーが3大キャリアに立ち返ることはそうそうないだろう。これからは格安SIMのサービス同士でのユーザーの奪い合いが激化することになるのかもしれない。

出典元:格安SIMメディア「ロケホン」は→こちら

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