毎日使用する、なくてはならないスマホだが、ユーザーは毎月の携帯料金の使用料にどれだけ支払っているのだろうか。18~69歳のスマホ利用者の男女36,525人を対象に月々の支払に関して調査を行ったところ、通信+通話+端末を合わせた平均金額は「大手4キャリア」が8,913円、Rakuten UN-LIMITを除いた「大手3キャリア」は9,526円とのことだった。
携帯の月額使用料平均額 大手3キャリア9,526円に対しMVNOとの差は5,637円
一日のうちに何時間も手にしているスマホ。そのスマホの毎月の使用料には、どれぐらいの金額を支払っているのだろう。MMD研究所が、18~69歳のスマホ利用者の男女36,525人を対象に、2022年9月中の5日間「2022年9月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」を実施した。
それによると、月々の携帯料金(通信+通話+端末)の支払いの平均金額は、「大手4キャリア」が8,913円、Rakuten UN-LIMITを除いた「大手3キャリア」は9,526円だった。オンライン専用プランユーザーは6,478円、キャリアサブブランドユーザーは5,072円、MVNOユーザーは3,889円となっている。実に大手3キャリアとMVNOの差は5,637円となっており、年間で換算すると67,644円にもなる。
やはり毎月の支払なので、積もり積もるとそれなりの差額になる、ということだろう。
月額使用料の半分近くは端末の分割料金が占めている
月額使用料に関して「このようなものでしょう」と思った人、「思ったより高めだ」と思った人、さまざまだろう。この2つの意見にわかれる大きな要因は、端末の分割支払いを当たり前と思っている人と、思っていない人の差ではないだろうか。中古スマホ利用者や、とくに機種にはこだわらない人からすると、毎月の端末割賦料金の支払いは大きいのではないか。
実際、毎月の支払を「通信+通話」と「端末」の料金にわけてみると、後述のように端末料金の占める割合が月額使用料の半分ほどの値になっているのだ。たとえば、大手4キャリアの「通信+通話」料金は平均4,683円なのに対し、「端末」料金は4,230円とほぼ変わらない。サブブラントの「通信+通話」料金は2,468円で、「端末」料金は2,604円と端末料金の方が上回っている。
では、料金プランの内容に大きく関わるデータ容量についてはどうなっているのか。オンライン専用プランは中容量(8~30GB)の利用が最多となっており、これ以外の大手4キャリア、Rakuten UN-LIMITを除いた大手3キャリア、キャリアサブブランド、MVNOは小容量(1GB以下~7GB)が最多となっており、オンライン専用プラン以外の通信会社では半数ほど、もしくは6、7割にものぼる割合で小容量のデータプランが選択されているという結果がわかった。
出典元:2022年9月通信サービスの料金と容量に関する実態調査【MMD研究所】