2022年9月に登場したiPhoneの最新OS「iOS 16」。その後「iOS 16.1」「iOS 16.2」などが相次いで公開されていますが、2023年1月23日には最新版「iOS 16.3」がリリースされました。iOS 16ではこれまで初期トラブルがいくつか見られましたので、iOS 16をインストールせず様子見していた人も多いでしょうが、iOS16.3なら不具合はかなり解消されています。そこで今回は、最新版iOS 16.3でいったい何がどう変わったのか詳しく解説します。
2023年1月23日、最新版iOS 16.3がリリース!
2022年9月13日にiPhone用最新OS「iOS 16」がリリースされたのはご存じでしょう。「iOS 16」にはさまざまな新機能が追加されているので、便利な新機能を早めに試してみたいところです。iOS 16の新機能について詳しく知りたい人は、こちらの記事で確認してください。
しかし、iOSのメジャーアップデートでは毎回バッテリーの減りが早い、アプリが対応しておらず正しく動作しないといった不具合が見られます。
そこで、不具合を解消した「iOS 16.0.2」「iOS 16.0.3」「iOS 16.1」「iOS 16.1.1」「iOS 16.1.2」「iOS16.2」などが相次いでリリースされました。
そして、2023年1月23日には最新版「iOS 16.3」がリリースされたのです。果たして、今回は何がどう変わっているのでしょうか?
ちなみに、2022年12月にリリースされた前回のiOS16.2では数多くの新機能が追加されています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
なお、iOS16.3のアップデートに関しては「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で確認できます。 もし、iOS 16にアップデートできないときはこちらの記事を確認してください。
iOS 16.3ではどのようなところが改善されているの?
それではさっそく、最新版iOS 16.3の内容を確認してみましょう。
Appleのリリースノートを見ると、今回のアップデートでは、黒人の歴史と文化をたたえる新しいユニティの壁紙が追加されたり、HomePod(第2世代)に対応するほか、緊急SOS機能で“意図しない緊急通報を防ぐ”機能が追加されています。しかし、それ以外はほとんどセキュリティ強化やバグ修正が中心です。
まず、セキュリティ面ではiCloudでデータ漏洩が起きた場合でも情報を保護する機能や、Apple IDのアカウントのセキュリティを2ファクタ認証で強化する機能が追加されています。
次に、バグ修正に関しては、フリーボードで描画した筆線が共有ボードに表示されない、ロック画面の壁紙が真っ黒になる、“ホーム”のロック画面ウィジェットにホームAppの状況が正確に表示されない、Siriがミュージックのリクエストに正しく応答しないといった問題に対処しています。
iOS16.3の機能強化とバグ修正の内容
・黒人歴史月間を記念して黒人の歴史と文化をたたえる新しいユニティの壁紙
・Apple ID用のセキュリティキーを使用すると、新しいデバイスでの2ファクタ認証によるサインイン時に物理的なセキュリティキーがないとサインインできなくなり、アカウントのセキュリティを強化することが可能
・HomePod(第2世代)に対応
・緊急SOSで意図しない緊急通報を防ぐために、サイドボタンと、上下どちらかの音量ボタンを長押ししてから放す操作が必要
・フリーボードで、Apple Pencilまたは指を使って描画した筆線が共有ボードに表示されないことがある問題を修正
・ロック画面の壁紙が真っ黒になることがある問題に対処
iPhone 14 Pro Maxのスリープ解除中に横線が一時的に表示されることがある問題を修正
・“ホーム”のロック画面ウィジェットにホームAppの状況が正確に表示されない問題を修正
・Siriがミュージックのリクエストに正しく応答しないことがある問題に対処
・CarPlayのSiriへのリクエストが正しく認識されないことがある問題を解決
●Apple「iOS 16 のアップデートについて」は→こちら
まとめ
いかがでしょうか? まだiOS 16を導入していない人もいるでしょうが、iOS 16.3ではセキュリティ強化やバグ修正が行われています。
これまでずっと様子見していた慎重派の人も、ぼちぼちiOS 16を導入して便利な新機能を試してみませんか?