「スマホの機種変は2年」というのがスタンダードであった時代は、もはや昭和、いや平成レトロの価値観になるのか。株式会社WACARU NETがスマホの買い替えについて、実態を調査したところ驚くべき実態が明らかになった。
耐久性や性能も上がったが、「10万オーバーのスマホを2年で買い替えられない!」が本音?
「スマホを何年で買い替えるともったいないと思うか?」という問いの回答で最も多いのは、1年以内の39.7%で、次が2年以内の36.8%と続く。ということは、「2年以内に買い替えるともったいない」と考える人が76.5%と大多数を占める結果である。なお、人気のiPhone 14 Proは2023年1月現在、税込149800円である。これを2年で買い替えるなんて、庶民には背筋と財布が凍る話である。
また、今回のWACARU NETの調査では「スマホを何年で買い替えるのか」という問いもあった。それには「3年以上使い続ける」という人が8割以上を占めるという結果に。中には、5年程度と答えた人が18%、6年以上使うと答えた人が13.9%もいた。近年のスマホは耐久性やバッテリーの持ちも進化しているため長持ちするようになったとはいえ、さすがに5年以上使うと、とくにバッテリーの持ちが大丈夫なのか気になるところだが……?
実は、そのバッテリーの持ちが、買い替えの大きな決め手となっているという。
スマホの機能は進化しても、買い替えの決め手はいたってシンプル「バッテリーの持ちと本体の故障」
スマホを買い替える決め手には、バッテリー減少が早くなったことを挙げる人が、最も多く585票を獲得している。ついで、本体の故障が418票。これらはおそらく経年劣化によるもので、「替えるしかない」と観念せざるを得ない状況だろう。
一方で「料金を安くしたい」「本体の分割払いが終了」など、値段に関する理由は一定数気になりつつも、買い替えの決め手にはならないようだ。ただ「本体の分割払いが終了」については、分割支払い中に割引がある場合も、その割引は分割払い完了と同時に終了してしまうことは覚えておきたい。
また、新しいスマホを選ぶ際に重視するポイントとして1番多く選ばれたのは、やはり値段で625票となった。買い替えの覚悟を決める理由のひとつ、「充電の持ち」については、331票で4位。そのような充電の持ちを抑えて、2位3位となったのは「機能」「メーカー」となったのはやや意外な結果か。
一方で、サポートを重視する人は少なくわずか41票。iPhoneにしろAndroid搭載のスマホにしろ、買い替えても、さほど使い勝手は変わらないため、サポートを重視すると答えた人は、ごく一部のスマホ慣れしていないユーザーのみだろう。
スマホは高性能化が進み、機能面、耐久性などはもう十分充実している。そろそろ、本体価格での強力な“サポート”を、ぜひお願いしたいものだ。
出典元:【WACARU NET】
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