スマホ所有者の約8~9割が「毎日利用」、高頻度になった背景とは?【モバイル社会研究所調べ】

通話、SNS、動画視聴など、日々の生活で欠かせない存在となっているスマートフォン。暇な時間があれば何気なく見てしまうスマートフォンだが、使いすぎを指摘する意見もよく耳にする。たしかによくないことはわかっているのだが、ついつい見てしまう…、と反省してしまうこともしばしば。しかし現代において、スマートフォンを毎日利用しているのは世代を問わず、当たり前のことだといえるのかもしれない。

どの年代も8割~9割の人がスマートフォンを毎日利用している

移動するときは片手には常にスマートフォン(「モバイル社会研究所」調べ)

「NTTドコモ モバイル社会研究所」は、2023年2月に15歳~79歳の男女5652名に対し、「2023年 スマホ利用者行動調査」を行った。すると、驚きの事実が発覚したのである。なんと、10代~60代の男女の約9割が「ほぼ毎日」スマホを利用していると回答したのである。スマートフォンの利用者は若者が中心であると思われがちだが、今や世代を問わずに利用されているといえる。70代も男女ともに8割を超えており、この調子で行けば9割を超える可能性も十分にあり得るだろう。

スマートフォンを毎日使う人の割合が多くなったのは、日常生活の中でスマートフォンを利用する機会が増えたことが考えられる。買い物や建物に入る際などに、スマートフォンを利用したツールを目にしたことが何度かある。また、シニア世代向けのスマートフォンの使い方講座や、本屋に行くとスマートフォンの使い方だけはなく、SNSや人気アプリの使い方の本が販売されているのも理由の一つといえる。

世代に合わせたアプローチ方法で、スマートフォンはどの世代にとっても身近な存在になっていったのではないだろうか。

タブレット端末は所有者の5割が毎日利用! パソコンは40代~70代の利用者が多め

全体の役半数が「ほぼ毎日」利用していると回答(「モバイル社会研究所」調べ)

タブレット端末とパソコンでも同様の調査を行ったところ、タブレット端末は全体の役半数が「ほぼ毎日」利用していると回答。中でも70代女性が58%と、意外にもシニア世代が一番を獲得していた。男性で一番多いのは10代の51%となっていた一方で、10代女性は39%と女性全体を見ても回答率が少ない結果に。全体的な結果を見ると、「週1日かそれより少ない」と回答した人は3割を超えており、所有者のすべてが毎日利用しているとは限らないといえることがわかった。

若者世代よりミドル世代の方がパソコン利用率は高い(「モバイル社会研究所」調べ)

パソコンの利用頻度では、「ほぼ毎日」利用していると答えたのが全体の66%となっている。しかし、10代~20代の若年層で「ほぼ毎日」利用しているのは男性が55%、女性が4割に満たなかったのだが、年齢層が上がっていくにつれてパソコンを「ほぼ毎日」利用している人の割合も増加しているのである。その結果、「ほぼ毎日」利用している人の割合が最も多かったのは70代男性の90%で、ついで男性60代の85%、女性70代の84%とシニア世代が上位を占めることとなった。

仕事でパソコンを使う機会の多かった年代といえるため、利用方法がわかっていることで使用する機会も多いのではないだろうか。これからの時代は、世代を問わずインターネットやスマートフォンを駆使して活躍する人が増えていくかもしれない。

出典元:【モバイル社会研究所

※サムネイル画像(Image:OMfotovideocontent / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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