巷でうわさの「モバイル型Wi-Fi」が気になりつつも、実際の使用について、今までイメージがしにくかった人に朗報だ。1,000人を対象にモバイル型Wi-Fiについてのアンケートが実施され、月額費用やデータ容量の実態など、細かな使用状況が明らかになった。今回はモバイル型Wi-Fiの実際についてお伝えしていきたい。
「モバイル型Wi-Fi」ユーザーの約8割が月額費用4,000円未満
日本トレンドリサーチとホームルーター.comが6月、全国の男女1,000名に行った「モバイル型Wi-Fi」に関するアンケートの結果によると、約2割が“モバイル型Wi-Fi”を使用していることが明らかになった。使用しているモバイル型Wi-Fiの「1か月に使用可能なデータ容量」について尋ねたのが以下の図だ。
日本トレンドリサーチとホームルーター.comが6月、全国の男女1,000名に行った「モバイル型Wi-Fi」に関するアンケートの結果によると、約2割が“モバイル型Wi-Fi”を使用していることが明らかになった。使用しているモバイル型Wi-Fiの「1か月に使用可能なデータ容量」について尋ねたのが以下の図だ。
最も多いのは「5GB〜10GB未満」で23.5%を占めた。データ容量を気にせず使用できる「無制限」にしているユーザーも約1割いるなど、大容量プランを利用しているユーザーはスマートフォンだけでなく、PC用にも利用しているのかもしれない。
モバイル型Wi-Fiで気になる「月額費用」は一体、どのくらいなのだろうか。モバイル型Wi-Fiの月額費用は「3,000円〜4,000円未満」が26.5%と最も多く、回答者の約8割が4,000円未満に抑えている、という結果が出た。スマホの通信量といい勝負と言えそうだ。
では、モバイル型Wi-Fiは、どのような場面で使用されているのだろうか。「モバイル型Wi-Fiをどのような場面で使用しているか」の回答で、最も多かったのは「家でのみ使用」している人の36.7%だった。「外出時のみ使用」という26.5%を上回ったのは意外に思う人もいるかもしれないが、工事不要で、端末を手にした瞬間から使用できるモバイルWi-Fiを、自宅で固定回線のように利用する人が多いようだ。
今回の調査で、データ容量の無制限プランを選んでいるのは約1割のみ、という結果をみても、気になるのはデータ容量のオーバーだろう。33.7%ものユーザーが、データ容量がオーバーした経験があると回答しているのもうなずける。容量オーバーの経験と合わせて、オーバーした際の対応策を答えた内容によれば「通信が遅いまま我慢した」「フリーのWi-Fiを使用」というユーザーの方が「追加でギガを買った」人より多いようだ。
それではデータ容量以外にも、モバイル型Wi-Fiを使用していて困ったことはあるのだろうか。
「困ったことがある」と回答したユーザーは30.1%だ。具体的には「つながりが悪くなることがある」「通信速度が極端に遅くなることがある」などが困ったことの筆頭に挙げられている。また、充電がなくなってしまうとつなげなくなってしまうため「充電が切れる」というのは、たしかに困る事例だろう。
モバイル型Wi-Fiというと、“持ち運び可能でネットができる端末”というイメージを持っていた方は、今回のアンケート結果で、意外にも家で使うユーザーが多いなど、新たな発見があった人も多いのではないだろうか。
自分のライフスタイルに合ったモバイル型Wi-Fiのプランを選ぶ際の参考にしてみてはいかがだろうか。
出典元: 【モバイル型Wi-Fi】使用している33.7%が「データ容量をオーバーしてしまったことがある」【日本トレンドリサーチ】
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※サムネイル画像(Image:Phuong D. Nguyen / Shutterstock.com)