買取サービスと、それにまつわるライフスタイルに特化したコンテンツサイト「買取比較ちゃんねる」が、15〜60歳以上の男女2675人を対象に、「不用品を売るときに利用するサービスに関する調査」を2022年11月に実施した。みなさんはいらないものをどうやって処分しているだろうか。大きくわければ「売る」派と「捨てる」派にわかれるような気がしているが…?
全体の約3割が「そのまま捨てる」と回答
同調査にて、「いらないものを売るときに利用するサービスを教えてください」という質問に対し、最も多かった回答は「そのまま捨てる」。32.7%の人、3割以上の人が不用品は売ることなく捨てているようだ。ついで多かったのは、26.6%の人が回答した「リサイクルショップや買取店」、さらに続くのが15.2%の人が回答した「フリマアプリやオークションサイト」という結果となった。
「そのまま捨てる」という回答が多かった不用品は、「服」「アニメ・アイドルグッズ」「スマホ・タブレット」「楽器」「電化製品」…などなど。「売れそうなのに!?」と、ついつい思ってしまうラインアップだ…。しかし「いらない」と判断している状態ということは、すでに壊れてしまっていたり、汚れてしまっていたりするのかもしれない。ともすれば仕方のない選択肢だ。
「リサイクルショップや買取店で売る」という回答が多かった不用品は「本」「CD・DVD・ゲーム」「ブランド服飾品・腕時計」「貴金属製品」など。こちらはたしかに、ある程度の金額で売れそうな面々だ。売るものの買取金額を予想した時に「高値では売れなさそうだな…」となれば、売る気が起こらない気持ちはわかる。
さらに、「いらないもの(不用品)を売った時の感想を教えてください」という質問では、31.8%の人が「思ったよりとても安く売れた」、29.0%の人が「思ったより安く売れた」という感想だったと回答している。あわせて60.8%、約6割の人が、不用品を売った時「安い」と感じていたということだ。
最も多かった回答が「思ったよりとても安く売れた」だったというのはやるせない。そういえば筆者も、めちゃくちゃ大きな紙袋7〜8個分くらいの服を売って、1000円にも満たなかったことがあった。買取明細書に並ぶ「1円」の羅列を見て、「つい昨日まで1円の服を着ていた」という事実に、打ちのめされながら帰った…。
…などという話をすると、大抵の場合「メルカリやヤフオクで売った方が高く売れるぞ」と助言をもらうのだが、筆者の答えは「わかってはいるものの超面倒くさい」になってしまう。ひとつひとつモノを広げて、角度を変えながら写真を撮って、サイトに載せる文面を考えて…考えるだけで億劫である。仮にやる気を出したとしても、「きちんと見栄えよくしないと売れないかもしれない」と勝手に意気込んでしまい、勝手にハードルを上げ、勝手に放り出してしまう。
同調査に回答した方々も、「どうせ、低めに設定した予想金額をはるかに下回る金額でしか売れないし、売るのも手間だし、すべて捨てちゃおう…」となったのかもしれない。ついつい、謎の仲間意識が湧いてしまう調査結果であった。
出典元:買取比較ちゃんねるは→こちら