スマホを持つのが当たり前の時代となった今、子どもにスマホを持たせるかどうかは親にとって悩みの一つですよね。また、スマホを持たせた後にルールを設ける親も多いのではないでしょうか。今回は、2024年6月9日に公開された「『子どものTikTok利用』に関する調査」をご紹介します。
子どものスマホ使用で約9割がルールを設定!
ショート動画SNSの運用やインフルエンサーキャスティングをおこなう株式会社Utakataでは、小学生の子どもがいる親101人を対象に「『子どものTikTok利用』に関する調査」を実施。はじめに「子どもにスマホを持たせていますか?」と質問すると、52%が「持たせている」、48%が「持たせていない」との回答が見られました。
前設問で「持たせている」と回答した人を対象に、「子どものスマホ利用について何らかのルールを設定していますか?」と尋ねたところ、約9割(88.7%)が「設定している」と回答しています。
では、具体的にどのようなルールを設定しているのでしょうか。
まずはじめに見られたのが、「時間制限」のルールです。具体的には、「アプリなどを勝手にインストールすることのないように親が管理。21時まで使用可能」「1日1時間以内にすることと、宿題を終わらせてから見ること」などのルールを設定しているようです。
他にも、アプリのインストールや外部サイトへの移行時などに「親の許可」を得るルール、有害サイトへのアクセスやYouTubeの閲覧などに「アクセス制限」をおこなうルールなどを設定している声が寄せられています。
また、キッズ携帯を使用したり、親のスマホを使わせたりするときにもルールを設定している人も多いようです。
TikTok閲覧について“安全に利用できるルール”を設定
SNSが普及する現代で、どのようにSNSを取り扱うかのルールを設定しているのかも気になるところです。「子どものTikTok閲覧について何らかのルールを設定していますか?」と質問したところ、約6割(58.5%)が「設定している」と回答しました。
「設定している」と回答した人たちに対し、「具体的にどのようなルールを設定しているか」を尋ねると、「いつまでも閲覧してしまうので、時間を決めて楽しめるようにしてます」「時間制限しないとずっと見るから。あまり変なものは見せたくないから」「親の前で一緒に見ているため。ふさわしくない動画が流れたら、すぐにスワイプして、もっと色んなことが分かる大人になってから見るようにしてね、と教えています」といった声が寄せられていました。「時間制限」や「親と一緒に視聴」などのルールを設けているようです。
他にも、「コメントやギフトなど課金アイテムの制限」や「投稿の制限」などのルールを設けている人もいました。
SNSやWebサイトには有害な内容が発信されていることもあり、子どもが間違った知識を身につけたり、子どもに悪影響を及ぼしたりする可能性もあります。また、知らない人とつながったり有害サイトにアクセスしたりすることで、トラブルに巻き込まれる可能性も否めません。
子どもの発育に悪影響を及ぼすことが懸念されるため、子どものスマホの利用にルールを設けている親が多いのかもしれません。スマホやTikTokで利用できる制限機能を上手く活用しながら、安全に利用できる環境を整えることが重要なのではないでしょうか。
出典元:【株式会社Utakata】
※サムネイル画像(Image:Bigc Studio / Shutterstock.com)