ポイントを効率よく貯めて使う「ポイ活」なる言葉が浸透してきたここ数年。ポイ活の中でも、とくに注目を集めているものの1つに「ポイント運用」が挙げられるのはご存じだろうか。2016年6月に日本初のスマホ証券として旗揚げしたPayPay証券が、「ポイント運用」600万運用者を達成した。
今回はキャッシュレス決済を追い風に、ますます注目を集める「ネット証券会社のポイント運用」についてお伝えしたい。
PayPay証券「ポイント運用」600万運用者達成!
PayPay証券とPayPayは4月14日、QRコード決済サービス「PayPay」ミニアプリの「ポイント運用」サービスにおいて、2022年3月に運用者数が600万人を突破したと発表した。2020年4月の提供からたった1年11カ月で、運用者数が600万人を突破したのは、主要なポイント運用サービス取扱業者で最速(2022年3月時点、PayPay証券調べ)だという。
「ポイント運用」は、PayPayポイントをPayPay証券が独自に提供するポイントに交換することで、投資を疑似体験できるサービスだ。口座を開設することなしに、PayPayアプリ上で、誰でもすぐに運用を始めることができるなど、投資のハードルを下げている。
なお、2022年4月1日に「PayPayボーナス」から「PayPayポイント」への名称変更により、サービス名も「ボーナス運用」から「ポイント運用」に変更になったが、名称変更以外にサービス内容は変わらないという。
「ポイント運用」600万運用者達成&2周年記念キャンペーン
600万運用者達成の背景には、Amazonの支払いにPayPayが利用できるようになったことも見逃せない。本人確認(eKYC)済みで「PayPayマネー」が利用可能なPayPayアカウントであれば、Amazonでの買い物でもPayPayポイント還元が受けられるオトクさで、貯まったPayPayポイントを運用に回して増やすユーザーも多いに違いない。
さらに、PayPay証券は4月25日12時〜4月28日23時59分までキャンペーンを開催する。同社のTwitter公式アカウントをフォローし、対象のツイートをリツイートした人の中から、抽選で毎日150人に600円分のPayPayポイントが進呈される。
「ポイント運用」は、文字通り取引に用いるのは貯まった「ポイント」であるため、現金での資産運用よりも心理的な敷居が低いのも人気の一因だ。同じくネット証券の「楽天証券」も、楽天銀行との連携「マネーブリッジ」で“楽天経済圏”に取り囲み成長してきた。今後もグループの力で成長するネット証券が増えるのか、ポイント運用の拡大とともに目が離せない。
●PayPayアプリで投資の疑似運用体験ができる 「ポイント運用」 が600万運用者を達成! 【PayPay証券株式会社】