【PayPay STEP】がまた改悪 12月以降「残高払い」は最大でも1.0%還元にダウン!!

人気No.1のスマホ決済サービス「PayPay(ペイペイ)」ですが、PayPay STEPの条件が2022年12月から大幅に変更されることになりました。この変更で「あと払い」なら最大1.5%還元をキープできますが、「残高払い」では最大でも1.0%還元に目減りしてしまいます。そこで今回は、2022年12月以降、PayPaySTEPがどのようになってしまうのか解説しましょう。

現状でもPayPayで1.5%還元を達成するには困難だが……

2022年8月時点で5,000万人ものユーザーをかかえる人気No.1のスマホ決済サービス「PayPay(ペイペイ)」。

PayPayを街のお店やネットで利用すると、決済金額の0.5%がポイント還元されますが、「PayPay STEP」というランク制度により、300円以上の決済を月30回以上、かつ月5万円以上の支払いを達成すると0.5%(計1.0%)が加算されます。

さらに、PayPayモール(Yahoo!ショッピング)、PayPayフリマ(ヤフオク!)、Yahoo!トラベル、ebookjapan、LOHACO by ASKULのなかから3つのサービスを利用すると、+0.5%されて最大1.5%還元されるシステムです。

●PayPay「PayPay STEP」(公式)は→こちら

22年11月現在、PayPay決済の基本付与分(Image:paypaystep.yahoo.co.jp)

22年11月現在、PayPay決済の基本付与分は0.5%だが、300円以上の支払いを30回以上かつ5万円以上で+0.5%。対象3サービスの利用で+0.5%され、最大1.5%還元になる(画像はPayPay STEP公式サイトより転載)

■PayPay STEPで1.5%還元を受ける条件

【1】基本ポイント還元率:0.5%
【2】300円以上+30回以上+5万円以上:+0.5%(計1.0%)
【3】対象3サービスの利用:+0.5%(計1.5%)

【対象3サービス】
・PayPayモール(Yahoo!ショッピング)
・PayPayフリマ(ヤフオク!)
・Yahoo!トラベル
・ebookjapan
・LOHACO by ASKUL
※1回1,000円以上の購入(ebookjapanは1回300円以上)
【上限】7,500pt/回・1万5,000pt/期間

PayPay STEPの条件をすべて毎月クリアして1.5%還元をキープするのはなかなか難しい

現状でも、PayPay STEPの条件をすべて毎月クリアして1.5%還元をキープするのはなかなか難しいが……

2022年11月1日、PayPayは「PayPay STEP」の達成条件と特典などについて、12月から大幅に変更すると発表しました。

まず、今回の変更ではPayPayの「残高払い」では最大でも1.0%までしかポイント還元されなくなります。基本付与分0.5%は同じですが、対象3サービスでの0.5%はカウントされず、300円以上の決済を月30回かつ10万円以上の利用で0.5%加算されるだけになります。

1.5%還元を達成するには、PayPayの支払い方法を「あと払い」か「PayPayカード払い(一括のみ)」にする必要があります。この場合は基本付与分の0.5%に加え「あと払い」か「PayPayカード払い」で+0.5%が加算され、基本付与分が合計1.0%となります。

さらに、300円以上の決済を月30回かつ10万円以上利用することで0.5%加算され、最大1.5%還元されることになりました。

●PayPay「12月以降のPayPayステップの条件変更について」は→こちら

PayPay「12月以降のPayPayステップの条件変更について」(Image:paypay.ne.jp)

12月から、PayPay STEPでは「残高払い」によるポイント還元は最大でも1.0%となる。1.5%還元を受けるには「あと払い」か「PayPayカード払い」を利用しなければはらない(画像はPayPay公式サイトより転載)

ちなみに、「PayPayあと払い」は残高チャージする必要がなく、PayPayで決済できる便利なサービスです。PayPayカードの利用分とまとめて支払うことができ、翌月1回払いなら手数料はかかりません。

PayPayあと払いの利用申し込みをしたあと、アプリのホーム画面上部の「残高払い」ボタンを押すと、画面が青く変化して「あと払い」が利用できるようになります。一度試してみましょう。

●PayPay「PayPayあと払い」は→こちら

PayPay「PayPayあと払い」

PayPayアプリの「残高払い」ボタンを押すと、青い画面に変化して「あと払い」を利用できるようになる

このように、PayPayは2022年12月から「残高払い」ではなく、「あと払い」を利用しないと、ポイント還元率が0.5%も目減りしてしまいます。

多くのクレカが1.0%還元ですし、ほかのスマホ決済サービスなら、誰でも簡単に1.5%のポイント還元を受けることができますので、気になる人はこちらの記事などを参考にしてください。

まとめ

いかがでしょうか? これまでがんばってPayPay STEPの条件をクリアして1.5%還元を受け続けてきた人でも、さすがに今回の改悪は、かなり厳しいと感じるのではないでしょうか?

とくに、+0.5%を加算するための条件「300円以上+30回以上+5万円以上」が、こっそり「10万円以上」に変更されているのは見逃せません。

月10万円、つまり年間120万円以上も買い物するなら、クレカであればプラチナカードを取得できるレベルです。

今後はPayPayにこだわらず、もっと簡単に1.5%還元されるスマホ決済や、クレカも比較検討してみてはどうでしょうか。

藤原博文
編集・ライター。長年、パソコンやスマホ、サブカル関連雑誌の編集部を渡り歩いてきた編集者。個人的に株式、投資信託、FXなどの投資活動を活発に行っているほか、クレカや電子マネー、スマホ決済アプリなどのポイ活にものめり込み、最近はマネー系の記事も数多く手掛ける。

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