2023年のお正月、みなさまは子どもや甥っ子姪っ子たちにお年玉を渡しただろうか。現金をポチ袋に入れて直接、渡すスタイルが主流のお年玉だが、よくよく考えてみると現代社会はキャッシュレス化が進んでいる。
加速するキャッシュレス化の中で、なぜ、お年玉は現金で渡す人が多いのだろうか。今回は、キャッシュレスでのお年玉についての考えや、現金派である理由について見ていこう。
キャッシュレスでのお年玉、反対派が多数
まずは「キャッシュレスでのお年玉についてどう思いますか?」という質問から。「どちらかと言えば反対」と回答した人がもっとも多く、51.9%だった。「とても反対」と回答した17.0%の人と合わせると、反対派は68.9%となり、「とても賛成」(6.7%)と「どちらかと言えば賛成」(24.4%)を合わせた賛成派31.1%を大きく上回る結果となった。
本アンケートの回答者が普段からキャッシュレスを利用しているかどうかも、このアンケートの結果に影響してくるだろうが、反対派の意見を見てみると、賛成派はこれ以上ほとんど増えないように思えてくるだろう。では、賛成派・反対派の意見を見ていこう。
現金でもらうからこそ感じる”ありがたみ”
「キャッシュレスのお年玉について、その選択肢を選んだ理由はなんですか?」という質問に寄せられた回答をご紹介。
反対派の理由として多く挙がったのが、主に「ありがたみがない」「顔を見て渡したい」「風情がない」の3つだ。とくに「ありがたみがない」「顔を見て渡したい」という意見には、多くの人が共感するのではないだろうか。もらう側は直接、現金で渡されるからこそありがたみを感じるだろうし、渡す側も顔を見ながら渡す方が思いが伝わるだろう。
ほかにも「手渡しの方が感謝の気持ちが芽生える気がする」「普段の生活がキャッシュレスになりがちだからこそ、お金の大切さがわかる機会かと思う」といった声が寄せられた。こういった考え方はキャッシュレス化とは関係なく、感覚として強く根付いているように感じる。
賛成派の理由としては「そういう時代だから」「新札とポチ袋の用意が面倒」「会わなくても渡せるから」といった声が挙がった。たしかに直接、顔を合わせなくても簡単にお年玉を渡せるのはひとつのメリットだろう。
キャッシュレス化にともなうお年玉のスタイルの変化、みなさまはどう考えるだろうか。
出典元:お年玉、キャッシュレスが増えても根強い現金派【株式会社ナビット】
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※サムネイル画像は(Image:「株式会社ナビット」プレスリリースより引用)