カードローン審査、20代の通過率は約7割!? どんな人が通りやすい?【R&C調べ】

コロナ禍は今年で4年目を迎え、感染症対策を実施しながらも経済活動が回復しつつある現在。しかし、いまだに定職に就けない人や、定職に就けても低水準の給与しかもらえない人など経済事情が厳しい人は多い。そのほかにも、急な出費や奨学金の返済などでお金が必要になる人もいるだろう。そのような人のためにある借入システムの一つがカードローン。審査は必要だが、比較的手軽のお金を借り入れることができる。今回はそのようなカードローンについての調査結果を紹介する。

借入理由で、圧倒的に多かったのが「生活費」

入院費や冠婚葬祭費など急に発生する出費の際に借り入れる人は少なくない(「R&C株式会社」調べ)

R&C株式会社は、カードローンの申込経験のある男女500名を対象にカードローン審査に関するアンケート調査を実施。カードローンで借入を行う目的や理由と、カードローンの審査通過率について調査結果をまとめた。ただし、カードローンを扱っている企業は審査基準などを公表していないため、あくまでも今回のアンケート結果と、その結果に対する考察であることを留意してほしい。

カードローンを申し込んだ目的・理由で、最も多かったのは「生活費」。家賃や食費など生活費も安くなく、生きていくために借り入れを行う人も多いようだ。ついで「レジャー資金」「車の購入・整備費」「借入金返済資金」などが挙げられた。レジャー資金や車の購入費など、一時的にまとまったお金が必要になった時にローンを組むという人も少なくない。また、ほかの金融機関への借入金や奨学金の返済のためにカードローンを利用し、借入先を一つにまとめる人もいると考えられる。

20代の4分の1がローン審査を通過できず

30代と50代でも、5人に1人は審査に通らないようだ(「R&C株式会社」調べ)

次に、カードローンの審査通過率についての調査結果を見ていこう。まず年齢別に見ると、40代が92.7%と最も高く、20代が76.3%で約4分の1の人は審査に通らないことが判明。カードローンの審査では、主に「返済能力の有無」と「借入金の総量規制」が基準となる。そのため、安定した収入があるかどうかやや、他の企業からの借入総額が審査において重要になる。働き盛りかつ、社内で一定のポジションにいることが多く、相応の収入を得ている可能性が高い40代は、審査に通りやすいようだ。

一方、定職に就いていても、収入がそれほど高くないと予想される20代は、借入金の金額にもよるが、あまり大きな額だと借りることが難しいのかもしれない。

未婚者の方が総合的な出費が少ないため、その分、返済能力は高いと考えられているのか?(「R&C株式会社」調べ)

未婚者と既婚者の審査通過率を確認すると、未婚者は87.2%、既婚者は81.9%と、5%以上の差が見られた。未婚者の方が総合的な出費が少ないため、その分、返済能力は高いと考えられているのだろうか。

「持ち家があること」や「『住宅ローンを返済している』という支払い実績があること」が、カードローンの審査に影響を与えているか?(「R&C株式会社」調べ)

また、住宅ローンを利用している人と、していない人で審査通過率を比べると、住宅ローン利用者は96.1%、非利用者は70.2%で、意外にも利用者の方が高いことが明らかに。「R&Cマガジン」編集部は、「持ち家があること」や「『住宅ローンを返済している』という支払い実績があること」が、カードローンの審査に影響を与えているのかもしれない、と考察している。

カードローンは審査を通過する必要はもちろんあるが、審査通過後は当然ながら、借り入れたお金は返済しなくてはならない。返済が滞ってしまうと信用情報に傷がつき、住宅や自動車などの他のローンの審査に受かりにくくなったり、クレジットカードの発行や更新ができなくなったりするので、期日までに返済できるように、借入金は計画的にやり繰りすべきだろう。

出典元:【R&Cマガジン

オトナライフ編集部
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