当初は100億円キャンペーンなどで人気を集めたスマホ決済アプリの「PayPay」だが、最近では昔ほどの高額ポイント還元もないため、ライバルアプリに乗り換えた人もいるだろう。ところが、微妙に残ってしまったPayPay残高を使いきるのは意外と難しいのをご存じだろうか? そこで今回は、PayPay残高を完全に使い切る方法を紹介したいと思う。
PayPay残高+現金併用払いはNGなの知ってた?
急速に普及してきたスマホ決済アプリ。そのなかでも大型キャンペーンでユーザーを増やしたのが「PayPay(ペイペイ)」だ。2020年2月現在では2,500万超のユーザーが登録していると言われているが、最近は大型キャンペーンも少なくなり、昔ほどのメリットは感じられない。しかも、d払い、楽天ペイ、LINE Pay、メルペイといったライバルも台頭してきており、すでにPayPayはあまり使っていないという人もいるだろう。でも、“PayPayにチャージした残高が微妙に数百円残ったまま”という人も多いのでは? これって、どうすれば全部使い切れるのだろうか……。
たとえば、500円の商品を買うときPayPay残高が500円未満だった場合は、「PayPay残高が不足しています」と表示され、追加チャージするかPayPayに登録したクレカで支払うしかない。実はPayPayの公式サイトには「お支払い時に、複数の支払い方法を併用することはできません」とあり、原則として、買い物をするときにPayPay残高+現金を併用して支払うことはできないのである。それでは、いったいどうすればPayPay残高をキレイに使い切ることができるのだろうか?
ビックカメラはPayPay+現金併用払いが可能だった!
QUOカードなどのプイペイドカードやSuica、nanaco、WAONなどの電子マネー系では、残高が不足していても、足りない分を現金で払うことが可能だ。しかし、PayPayではこのような支払い方法ができないため、PayPay残高とピッタリ同じ金額の商品を買わない限り、PayPay残金を完全に使い切ることはできないのである。
ところが、PayPay残高を使い切る意外な方法があった。実は、一部の飲食店や家電量販店ではPayPay+現金払いが可能なのである。もっとも確実なのはビックカメラグループ(ソフマップ・コジマ)で、PayPay残高+残金を現金あるいはビックポイントで支払うことができる。また、ヤマダ電機はPayPay+ヤマダポイントの支払いが可能なので、近所の家電量販店や居酒屋などで、ダメ元で「PayPay+現金併用払い」が可能かどうか聞いてみるとよいだろう。
ちなみに、PayPayマネーはジャパンネット銀行なら100円から手数料0円で出金(現金化)することも可能だが、これは銀行口座やセブン銀行ATM、ヤフオク!・PayPayフリマの売上金からチャージしたPayPay残高のみが対象である。
銀行からのチャージで支払い額ピッタリにして支払う!
ビックカメラで買う物がない、あるいは近所にビックカメラがないという人もいるだろう。そんなときは逆転の発想で、不足金額をピッタリチャージして支払うという方法もある。もちろん、そのためにはPayPayにチャージ用の銀行を登録しておく必要があるが、実はPayPayでは銀行口座からチャージするとき、100円以上なら1円単位で細かく金額を指定することができるのである。たとえば、税込1,000円のものを買うとき、PayPay残高が886円しかないときは、その場で銀行口座から不足分の114円をチャージすればいい。これで残高をきっちり使うことができるのだ。
ただし、PayPayボーナスの付与は原則30日後になる。「あなたの残高」画面で最後のポイント付与が完了していることを確認しないと、せっかく使い切ったあとにポイントが入って来ることもあるので十分に注意したい。
●参照元:【実体験】一部店舗ではPayPay残高不足のとき現金併用で支払いが可能、その方法を紹介します【電子マネーの虎】
●ビックカメラ横浜西口店Twitter「@bicyokonishi」
●PayPay(公式)は→こちら