『LINE Pay、au PAY、PayPay、d払い、楽天ペイ』と連携させると一番お得なクレカはどれ?

スマホ(QRコード)決済は、各事業者が発行するクレジットカードと連携することで、さまざまな特典を受けることができる。そこで今回は、スマホ決済ごとに相性のいいクレジットカードを紹介したいと思う。現在では公式クレカ以外では、チャージや決済してもポイントがもらえないことも多いので、しっかりチェックしよう!

■d払い(ディーバライ) dカードで決済するとポイントの二重取りが可能!

 ドコモが運営する「d払い」は、ドコモスマホユーザー以外も利用可能。d払いは従来の電話料金合算払いを店舗でも利用できるようにしたもので、ドコモ料金と一緒に支払えるのが特徴だ。d払いを店舗で利用するとdポイントが0.5%(200円で1pt)還元され、ネットショップでの利用は1%(100円で1pt)還元となる。
 d払いは登録したクレカでの決済も可能で、ドコモの公式クレカ「dカード」(年会費無料)なら1%還元されるため、ポイントの二重取りができる。また、dカードは通常の店舗の買い物で1%還元だが、マツモトキヨシで4%、ローソンでは5%も還元されるのがうれしい。しかも、スマホの修理・紛失補償が1年間最大1万円まで付く。年会費1万1,000円(税込)の「dカードGOLD」なら、ドコモ利用料金の10%(1,000円で100pt)が還元されるほか、スマホの保証が3年間10万円まで補償されるのが魅力だ。詳しくは『ドコモユーザーなら「dカード GOLD」クレカでケータイ料金10%還元! ケータイ補償10万円もを参照してほしい。

(Image:d-card.jp)

d払いなら年会費無料の「dカード」がお得。支払いでd払いとクレカのポイントが二重取りできる(上写真)。また、有料の「dカードGOLD」なら、ケータイ補償が3年付くほかドコモのケータイ料金でも10%の還元がある(下写真)

■au PAY(エーユーペイ) au PAY カードでチャージ&決済すると1.5%還元

 au(KDDI)が運営する「au PAY」は、auスマホユーザーでなくても利用可能。au PAYは電話料金合算払いが可能な「au かんたん決済」のほか、クレカ、auじぶん銀行、現金、ポイントなどでチャージして利用でき、決済すると0.5%(200円で1pt)還元される。auの公式クレカ「au PAY カード(旧au WALLET クレジットカード)」は通常の利用で1%還元されるが、au PAYへのチャージでも1%還元となり、決済と合わせて1.5%還元となる。
 au PAY カードの年会費は無料だが、auサービスを解約すると1,375円(税込)の年会費がかかる点は要注意。また、年会費1万1,000円(税込)の「au PAY ゴールドカード」はauケータイの料金で最大11%還元されるなどの特典がある。
 なお、au PAYのポイントは2020年5月からPontaポイントに変更されており、Pointポイント対応のローソンで二重取りが可能。ローソンでの買い物で4%還元、さらに3が付く日「三太郎の日」は7%(auスマホユーザーは10%)も還元される。

(Image:kddi-fs.com)

上から年会費無料の「au PAY カード」、年会費1万1,000円の「au PAY ゴールドカード」、「au PAY プリペイドカード」。au PAY プリペイドカードはチャージして使うプリペイド型クレカ。セブン-イレブンなどで1%還元され、auスマホの料金でもポイントが貯まる

au PAYをローソンの買い物で使うと誰でも4%還元、さらに毎月3日、13日、23日の「三太郎の日」は7%(auスマホユーザーは10%)も還元される

 ソフトバンク&ヤフー系の「PayPay」は、2,500万人のユーザーをかかえるスマホ決済の代表格。ヤフーとの連携が強く、同グループの「Yahoo! JAPANカード(ヤフーカード)」(年会費無料)だけが残高チャージに対応する。残念ながらチャージによるTポイント還元はなくなったが、クレカ決済では「Yahoo! JAPANカード」のみがPayPayポイントをもらえるのだ。また、Yahoo! JAPANカードは、通常の店舗の利用で1%還元、Yahoo!ショッピングやLOHACOでの利用は3%還元となる。Tポイントカード機能もあるので、ファミマなどで決済すればポイントの二重取りも可能だ。
 現在、PayPayは「残高」と「クレカ払い」ができるが、決済によるポイント還元率は「PayPayステップ」により変化する。基本還元は0.5%で、50回以上の利用で+0.5%、10万円以上の利用で+0.5%となり最大で1.5%となる。

(Image:card.yahoo.co.jp)

PayPayでは「Yahoo! JAPANカード(ヤフーカード)」が唯一チャージできるクレカである。PayPayのクレカ払いでPayPayボーナスをもらえるのはYahoo! JAPANカードのみだ

「PayPayステップ」の基本還元率は0.5%で、50回以上の利用で+0.5%、10万円以上の利用で+0.5%だれ最大で1.5%還元となる

■楽天ペイ(ラクテンペイ) 楽天カードだけがポイント還元の対象になる!

 楽天が運営する「楽天ペイ」は、楽天IDがあればすぐに使える。決済方法はQRコード(クレカ・ポイント)、Suica、楽天Edy払いなど多彩で、楽天ペイへのチャージはクレカ、楽天銀行、ラクマの売上金も利用可能。2020年7月1日からは、これらのチャージやポイント支払い、クレカ払いでも1%還元(100円で1pt)される。また「楽天カード」(年会費無料)からのチャージ払い(楽天キャッシュ)では、チャージで0.5%+残高払いで1%=1.5%還元となる。ちなみに、楽天ペイでポイント還元されるクレカは楽天カードだけである。
 年会費1万1,000円(税込)の「楽天プレミアムカード」なら楽天市場の決済でポイント5倍、世界中の空港ラウンジが利用できる「プライオリティパス」もゲットできる。興味のある人は『プライオリティパスを1万円で獲得する方法をチェックしよう。
 なお、楽天ペイではSuicaの発行やチャージも可能で、Suicaへのチャージでもポイントがもらえる。詳しくは『【朗報!】楽天ペイがSuicaと提携! Suicaにチャージして楽天ポイントがもらえるを参考にしてほしい。

(Image:rakuten-card.co.jp)

楽天ペイでポイント還元が受けられるのは楽天カードのみ。上写真は年会費無料の楽天カード。下写真は「プライオリティパス」がもらえる年会費1万1,000円の「楽天プレミアムカード」だ

(Image:pay.rakuten.co.jp)

楽天ペイは、2020年7月1日から新たなポイント還元制度をスタートする。楽天カード以外のクレカはこの制度の対象にはならない

■LINE Pay(ラインペイ) ポイント還元はVisa LINE Payクレジットカードだけ!

 日本でのアクティブユーザー数8,400万人/月を抱える「LINE」のスマホ決済サービスが「LINE Pay」だ。LINEユーザーならすぐ利用できるが、現在、LINE Payでポイント還元を受けられるのは公式クレカの「Visa LINE Payクレジットカード」による「チャージ&ペイ」のみ。事実上LINE Payでは必須のクレカとなっている。年会費は1,375円(税込)だが、年1回利用があれば無料となり、2021年4月末までは通常の店舗利用で3%還元という驚きの高還元を実現している。
 また、Visa LINE PayクレジットカードをLINE Payに登録して「チャージ&ペイ」で決済すれば、マイランクに応じて1~3%のポイント還元を受けられる。LINEのマイランクについては『LINEの「マイカラー」が5月から「LINEポイントクラブ」に移行 ポイント還元率最大3%を参照してほしい。

(Image:linepay.line.me)

LINE Payでは必須といえる「Visa LINE Payクレジットカード」。通常の利用で3%還元はかなりお得。ただし、マイランクによっては、クレカ単体で利用したほうが得する場合も!

●「dカード」は→こちら
●「au PAY カード(公式)」は→こちら
●「Yahoo! JAPANカード(公式)」は→こちら
●「楽天カード(公式)」は→こちら
●「Visa LINE Payクレジットカード(公式)」は→こちら

文=佐野陽高/フリーライター

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