PayPay「ボーナス運用」が改悪! 22年3月からPayPayボーナス追加時に1%の手数料を取られる!!

“もらったPayPayボーナスが勝手に増える!”と話題のPayPay「ボーナス運用」。2021年12月時点で、すでに500万人以上がボーナス運用を行っているそうだ。筆者の知人も、実際にPayPayのボーナス運用で16%以上の運用益を出しているが、そんなPayPayボーナスで、2022年3月24日からは一部が有料化されることになったのをご存じだろうか? 「もう、今までのようにガッポリ稼げなくなるの?」と不安になる人も多いと思うので、今後、PayPayのボーナス運用がどのように変わるのか解説しよう。

そもそもPayPayの「ボーナス運用」って何?

今や4,400万人が利用するスマホ決済No,1サービスの「PayPay(ペイペイ)」。PayPayで決済するたびに0.5~1.5%のPayPayボーナスがもらえるのはご存じだと思うが、「ボーナス運用」は、このもらったPayPayボーナスをPayPay証券が提供する独自ポイントに交換して、疑似投資体験ができるサービスだ。

PayPayのボーナス運用は、証券会社に口座を開設する必要もなく、これまで投資したことのない人でも、もらったPayPayボーナスで気軽に疑似投資体験ができるとあって大人気! 2021年12月には500万人以上がボーナス運用に参加しているという。

ボーナス運用を始める方法については→こちらで詳しく解説しているが、実際に筆者の知人は16%以上の運用益を出してガッポリ稼いでいるのだ。

(Image:paypay.ne.jp)

2020年4月からサービスを開始したPayPayの「ボーナス運用」。開始から1年で300万人、その後7カ月で500万運用者を突破する人気ぶりだ

こちらは、筆者の知り合いが実際にPayPayボーナス運用を行った運用成績。4万8,418円分のPayPayボーナスを運用して7,947円分(16.41%)の運用益を出している

2022年3月からポイント追加で1%の手数料を取られる!

PayPay利用者の、約8人に1人が実践していると言われているPayPayのボーナス運用は、手数料も無料でどんどんポイントを増やすことができた。

しかし、残念なことに2022年3月24日からはルールが改定され、一部有料化されることになったのである。

具体的にはPayPayボーナスを「ボーナス運用」に追加するとき、100円以上の場合は1%の手数料(スプレッド)を取られることになった。たとえば、100円のPayPayボーナスを「ボーナス運用」に追加すると1%分の1円の手数料が引かれ、実際には「99円」がボーナス運用されることになる。

ただし、追加するPayPayボーナスが100円未満の場合は手数料がかからないほか、引き出すときも手数料を取られないので、全額そのまま引き出すことが可能となっている。

(Image:paypay.ne.jp)

2022年3月24日以降、仮に100円分のPayPayボーナスをボーナス運用に追加すると、1%の1円が手数料として引かれ、実際には99円しかボーナス運用に回されなくなる

こちらは知人のボーナス運用だが、11万円以上の追加をして9,000円以上の運用益が出ている。しかし、一旦引き出しして再度10万円分PayPayボーナスを一気に追加すると、1%の手数料1,000円が手数料として取られる計算になる

今後は99円でコツコツと運用するしかない?!

いかがだだろうか? 実際に筆者もPayPay以外にさまざまなポイント投資を行っているが、なかでもPayPayのボーナス運用は群を抜いて運用益が高い。

確かに1%の手数料を取られるのは痛いが、それを理由にPayPayのボーナス運用を止めるのもバカげている。

セコイようだが、2022年3月24日以降は手数料がかからないように、99円以下でコツコツと追加していけばいいだろう。

2022年3月以降は、コツコツと99円ずつポイントを追加すれば手数料を取られることはない。セコイようだが、それがいちばんお得な運用方法となる

●PayPay「「ボーナス運用」の一部有料化について」(公式)→こちら

文=佐野陽高/編集・ライター

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