6月22日、ツイッターが長文投稿機能「Twitter Notes」のテストを開始したと発表した。長文を一度に投稿できないことは、ツイッターの特徴であり、弱点でもあると言える。かねて開発が進んでいると言われていた機能だが、いよいよ実現が目の前に迫っているようだ。
今回は、そのようなTwitter Notesについてお伝えしていきたい。
Notes機能はツイッター版「ブログ」
Twitter Writeアカウントでは新機能・Twitter Notesの実演動画を見ることができる
ツイッターがテスト中の新機能・Twitter Notesは、現時点でアメリカやカナダなどの一部ユーザーのみが利用できる機能となっている。日本のアカウントでは利用できず、Notes機能を告知するTwitter Writeの公式アカウントは「多くの国のユーザーがNotesを読むことができる」としているが、現時点では日本アカウントは読むこともできないようだ。
Twitter Notesは、最大2,500文字まで投稿できるツイッター公式の長文投稿機能となる。これまで140文字を超える投稿を行う際は、投稿をリプライでつなげる「スレッド」機能を利用するか、外部のブログサイトなどのURLを貼り付ける、メモアプリのキャプチャを添付するなどの方法をとるユーザーが多かった。
Twitter Notesは、公式が出したブログ機能といった感覚だ。投稿には文章のほか、ツイートや画像を貼り付けることができる。投稿されたツイートには「Note card」と呼ばれるリンクが貼られ、そこをタップして閲覧するかたちとなる。数週間のテストを経てリリースされる見込みだといい、一般ユーザーが利用できる日も近そうだ。
新機能・Twitter Notesに対して、ユーザーの意見はさまざまだ。「ツイッター上でブログが書けるようになるのは個人的には可能性が広がる」「法人や創作側にとって悪いことではないので、日本での導入もがんばってほしい」と歓迎する声もあるように、需要は少なくなさそうだ。しかし新機能には、バッシングもつきもので、もちろんネガティブな受け取り方もある。とくに140文字という短さに強いメリットを感じているユーザーは、Notes機能に対して懐疑的だ。
一方で、過去には事前評判が悪かった機能が使ってみると意外にしっくりとはまった例もある。たとえば24時間で投稿が消える「フリート」機能は、リリース前から「インスタグラムの『ストーリーズ』と似ている」と、揶揄され印象はイマイチだったものの、フタを開けてみると使い勝手は悪くなかった。結果的にアクティブユーザーの獲得につながらなかったとして、実装から1年と持たず2021年8月に終了したが、既存のユーザーには比較的ウケていた。
Notes機能は外部ブログとほぼ同様の機能であると見られるものの、拡散能力の高いツイッター内ですべてが完結できる点は強みだ。リリースされたらまずは一度、使ってみるのもいいかもしれない。
引用元:【TechCrunch】
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