誰もがいずれかのSNSにアカウントを持っているといわれている現代。中でも人気のあるSNSの一つ・Twitterは、多くの利用者がいることだろう。140文字で気軽に自分の想いや作品の感想を発信・共有できる手軽さが支持されている点といえる。
そんなTwitter、2022年の10月から最高経営責任者が起業家のイーロン・マスク氏に変わり、多くの変革が行われているといわれている。中でも気になるのが「Twitterの有料化」というウワサ。できれば実現してほしくないが、可能性は捨てきれない。あるアンケート調査によると、Twitterが有料化した場合、別のSNSに移行することを考えているユーザーも少なくないことが分かったという。
Twitterが有料化した場合、移行先には「Instagram」や「LINE」が人気!
インターネットリサーチサービスを提供する「スマートアンサー」と、モバイル専門の調査機関である「MMD研究所」が、男女2,231名を対象に2022年12月9日〜10日の期間で行った「2022年版:スマートフォン利用者実態調査 第1弾」の共同調査をもとに、Twitter利用者の本音を考察していこう。
調査内でTwitter利用者と解答した692名に対し、「Twitterが有料化/終了した場合次に利用すると思うサービス」を聞いたところ、「Instagram」が40.2%と一番多い結果に。Instagramは写真の投稿がメインではあるが、自分の好きな物事やプライベートについて発信する分にはTwitterとそれほど変わらない機能が備わっているといえる。また、Instagramはハッシュタグで共通の趣味や話題を持つユーザーを検索し繫がることができるため、仲間を作る目的でSNSを始めるならばうってつけのツールなのでは。
移行先として2番目に人気なのが「LINE」で31.8%。メッセージアプリとして多くの人が利用しているLINEだが、ニュースやショート動画などが楽しめる機能も搭載されているため、気になる動画の発掘から共有まで楽しむことができる万能さが魅力といえるだろう。Twitterの移行先として人気であるのも納得といえるだろう。3位は「Facebook」で11.1%であった。一時期に比べると利用者が減ったともいわれているFacebookだが、気軽に投稿できる点や、知り合いと繫がりやすい点などをみると、Twitterとそれほど機能面は変わらないと思われる。そのほか4位には若者を中心に人気のあるSNS「TikTok(10.5%)」がランクインしていた。
思わずTwitterを見てしまう人が多数?ユーザーの利用状況とは
Twitterが有料化した場合のことをすでに考えているユーザーも多いことが明らかとなったが、Twitter利用者としては、やはり有料化してほしくないというのが本音だろう。同調査によると、「Twitterにアクセスする頻度」を質問したところ、なんと「1日に10回以上」利用している人は24.9%もいることが判明した。10回以上ということは、1日の中でTwitterに触れている時間がかなり多く、ほぼ生活の一部になっている方もいるといえる。もしかすると、こうしたヘビーユーザーの中には、有料化しても使い続けたいと考えている人も少なくないのかもしれない。
続いて多い回答が「1日に2回~5回未満」で23.4%、3番目に多いのは「1日に5回~10回未満」の21.0%と、1日に一回はTwitterを開く人が多いといえる結果も出ている。やはり、別のSNSがあるとはいえ、慣れたTwitterを離れるのはつらいユーザーもいるだろう。2022年の12月時点では、Twitterの有料対象は公式マークをもらうためのユーザーアカウント認証のみとなっている。今後はすべてのユーザーに適用されることになるのか、しっかりチェックしていきたい。
出典元:2022年版:スマートフォン利用者実態調査 第1弾【MMD研究所】
※サムネイル画像(Image:monticello / Shutterstock.com)